33週3日。

転院後、2回目の妊婦健診となりました。


前回の診察から、異様に腕がダルくなったりする日がありましたが(むくみ?)、悩まされていた痒みは落ち着いて来ていました。


ただ妊娠初期からあった息苦しさは、お腹が大きくなった事もあってか、後期になっても続いていました無気力


いつものように主人と一緒に病院へ。

産婦人科へ向かうと前回より大分混んでいました。

産婦人科の受付を済ませ、まずは検査センターに検尿をしに、その後戻って来て体重血圧を測り終えましたが、変わらず混んでいました。


「これは帰るの遅くなるかなぁ」と思いながら暫く待っていると、看護師さんに呼ばれました。


「今日は診察室が大分混み合っているので、病棟の方での診察になりました」

そんな事あるんだ驚きと思いながら、大人しく看護師さんに付いていきました。


エレベーターで上がった先に産科の病棟がありました。

他の病院もそうなのか分からないのですが、ここの病院はかかっている科によって病棟の階数が分かれており、産婦人科の病棟は2階分ありました。

今回診察で向かった階はMF-ICUがある病棟でした。


私は入院するまで知らなかったのですが、MF-ICUとは母体胎児集中治療室のことです。

妊娠から出産までに何らかのリスクを伴う妊産褥婦さんが入院する部屋になります。


「はづきさんは帝王切開予定なので、最初はこちらの階に入院になりますね」

と看護師さんに簡単に説明されました。


病棟の入口はセキュリティカードを持っていないと外側からは開けられないタイプの自動ドアになっていました。

今回主人は付き添いの為、中には入れないとのことで、本来は手術時に家族が待機する部屋があるのですが、その時は空いていたのでそこで待って貰う事になりました。


自動ドアの中に入ると洗面台と診察室、内診室が1つずつ。その奥は更に自動ドアになっており、その先がナースステーションと病棟になっているようでした。


一先ず手洗いをして、その隣にあるソファーに腰掛けて待ちました。

すると閉まっていた診察室の扉が開き、妊婦さんが出て来て、奥の病棟へと戻って行きました。


なるほど…入院中に診察が必要な時はここを使うのか凝視と考えていると、奥からY先生がいらっしゃいました。


「今診察室と内診室の準備をするので、もう少し待ってて下さいね」とパタパタ急ぎ足で部屋へ消えて行きました。すると後から男性の先生も入って行きました。


ここは特にリスクが高い方が入院しているので、先生や看護師さんはかなり大変だと思いますアセアセ

私には絶対真似出来ないので、本当に頭が上がりません。


「お待たせしました。まずは内診室にどうぞ」

Y先生に促されて中に入ると、寝転がる診察台と内診台が一緒に置いてある部屋でした。


「今回は私ともう一人で診させて頂きますね」

「Nです。よろしくお願いします」

そう男性の先生にも挨拶されました。

多分Y先生の先輩になる先生のようでした。


まずは腹部エコーから始まりました。

赤ちゃんは通常運転でジタバタしていましたニコニコ


プローブが当たってるのが分かるのかな?

毎回ジタバタしているので不思議です。


体重も恐らく2000g超えていそうだとのことで、羊水量も問題ありませんでした。

諦めずに性別も聞いて見ましたが、「うーん…ちょっと見えずらい…ので、分からないですね…」と謝られてしまいましたよだれ


くそー恥ずかしがり屋さんめっ


その後、経膣エコーになり、前置胎盤の状態などの確認を二人でされていたのか、大分ゆっくり見られている雰囲気がありました。

エコー中、先生が話しているのが聞こえましたが、詳細までは分かりませんでした。

でも前置胎盤は変わらなそうな話をしていましたネガティブ


内診も終わり、身支度を整えると隣の診察室へ移動し、エコーの結果と今後についての説明を受けました。

診察室にはY先生しか居ませんでした。


「はづきさん、お疲れ様でした。今回エコー画像をNと一緒に確認したのですが、全前置胎盤の診断は変わりませんでした。胎盤は子宮後側の丁度真ん中にある状態です」


前回の所見と変わらず、がっつり胎盤が子宮口に掛かっているとのことでしたネガティブ


「今回も癒着胎盤の所見はありませんでした。ただ、前にお話した通り、前置胎盤は癒着の可能性が高くなります。それに出血量が多くなる事が予想されます」


で、ですよね…驚きアセアセ

エコーで全部分かる訳じゃ無いですもんねアセアセ


「なので、大量出血に備えて自己血を最大値で貯血します。日帰り入院で1日400ml、それを3日間。合わせて1200mlの貯血を予定しています」


せ…っ1200mlっっっ驚きびっくりマーク


そんな採って大丈夫なのかと思いましたが、貧血症状が出ていなければ大丈夫なようです。

ただそれでも足りない程の出血があった場合は、血液製剤を使用するとの事でした。


説明後に輸血に関しての同意書を記入しました。


私は元々血液濃そう(赤血球値がいつも標準最大値か、はみ出てしまう)だしなぁと思っていたのですが、健診で度々行う血液検査の結果を見てみると、妊娠してからはその数値も下がったので、赤ちゃんに血が使われているのだなぁと感慨深くなりました。


「基本的に輸血は自己血で足りれば他の血を輸血することはありません。自己血であれば拒絶反応も起こらないので、はづきさんも安心だと思います。

ただ自己血は貧血の事も考えて1週間ずつ開けて採りたいので、予定日までに1200採るとなると結構ギリギリなんです。出来れば今週1回目を採りたいのですが、大丈夫ですか?」


とのことで、3日間後に貯血の日帰り入院が決定しました(笑)


また、前回の血液検査でサイトメガロウイルスの検査項目でCF法8倍(基準は4倍未満)という形で引っ掛かりました。


サイトメガロウイルスは妊娠中に感染してはいけないと読んでいた私は慌てたのですが、抗体があるということなので感染した事があるのは間違い無いが、妊娠中に感染したかどうかは分からないことを言われました。

(サイトメガロウイルスは妊娠中に初感染した場合が一番赤ちゃんにリスクがあります驚き)


ただ極端に高い値では無いのと、現状赤ちゃんや私の体に異常は見られないので、気にしなくて大丈夫とのことでした。


※色々読んだのですが、あまり結果について書いてあるものが少なく、生まれるまで心配していたのですが、今のところ特に問題もなく成長しておりますアセアセ


「他に質問はありますか?」と聞かれたので、帝王切開の可能性が出てからずっと気になっていたことを聞いてみました。


「こんな事を聞くのはおかしいかもしれないのですが…手術の時に赤ちゃんを傷付けてしまう可能性などはありますか?」


「子宮にメスを入れるので、赤ちゃんの位置などによっては刃が触れてしまう可能性が無いとは言えません。しかし、跡が残るような傷を作ってしまうのは本当に稀なケースです。経膣分娩でも赤ちゃんは多少傷付いて生まれてくる事もありますので、帝王切開でも大きな変わりはありません」


今思うと大分失礼な質問をしたと思いますが、先生は嫌な顔をせずに答えて下さいましたにっこりアセアセ純粋に気になって聞きたかっただけなのですアセアセ


その場で自己血入院予約を3日間分入れて頂き、貧血ではありませんでしたが、これから血液を多く採る為、鉄剤も処方されました。


待機室で待っていた主人のところへ行き、出産入院前に3日間貯血の為に日帰り入院することになったと伝えたら驚いていました。


献血もした事が無いので、血を採るってどんな風にだろう…驚きと戦々恐々としていたら献血経験者の主人から「普段の採血する注射針より超太いよ」と脅されました。


私は採血とかもあまり得意では無く、注射をされる場合はその箇所を見ないようにするタイプです。


3日後がかなり憂鬱になりました…真顔



入院に向けて準備もし始めました凝視

 

産褥ショーツは帝王切開用をにっこり

 

帝王切開後の保護帯も購入しておきました。

(本当に買っておいて良かったです魂が抜ける)