あっという間に2週間が経ち、8回目の妊婦健診の日となりました。


この時、30週0日。

いつものように主人と一緒に病院へ向かいました。


相変わらず赤ちゃんは元気にしていて、推定体重も1500gは超えているだろうとのことでした。

そう言われれば、あと10週間くらいで生まれて来るんだもんなぁニコニコとエコーに映った赤ちゃんの顔を見ながら思いました。


そしてエコーが終わり先生から


「前にもお話があったかと思いますが、前置胎盤の可能性が高そうです。週明けにベテランの先生が診察に入る予定なので、そこで再度確認しましょう。お時間は大丈夫ですか?」


と言われました。


え…そんな大事になってるの…

詳しく診て貰うって何…驚き


先生の言葉に頭が真っ白になりました。

そんな私の状態を察したのか先生は言葉を続けました。


「今のところ子宮口が開いてる訳でも無いですし、子宮頸管も長さがしっかりあるので安心して下さいね」


この日土曜日だったのですが、週明けの月曜日に再診の予約が入りました。

診察室から出た後、主人にも現状を説明したところ、会社を休んで付いて来てくれることになりました。


家に帰ってから再度前置胎盤について調べました。

初期中期で前置胎盤疑いを掛けられたとしても多くの場合は後期で問題無い位置になる事が多い…、私は結局その多くの一人には入れなかったのだなと改めて思いました。


何となく覚悟はしていましたが、きっと位置が変わっているだろうと考えていた自分も居ました。


しかし、楽観的に考え過ぎていたのかもしれません。


経膣分娩にこだわっていた訳ではありませんが、手術をしたことが無い私にとって帝王切開はとても怖いものでした。


また前置胎盤の場合、帝王切開の手術中に大量出血の恐れがあり、場合によっては子宮摘出。

最悪は母体の死…、そんな可能性も出てきます。


勿論、経膣分娩でもリスクが無い訳ではありません。どんな出産も命懸けです。


高齢出産に該当するので、この子さえ無事に生まれてくれればと思う反面、出来れば子供はもう一人欲しいなと思っていました。


帝王切開だと次の妊娠まで期間を開けなくてはいけないのですが、すでにアラフォーの私には時間があまりありません。


40歳を過ぎてから妊娠出産した方も沢山いらっしゃいますが、不妊治療で行ったAMH検査結果は年齢相当ではあるものの、若干下回っていました。

もし不妊治療する場合、早めに行わなくてはいけません。


色々な事で頭がぐちゃぐちゃになりながらも、前置胎盤から帝王切開、産後妊活の事まで、色々なサイトやブログを読み漁りました。
読めば読むほど怖くなるのが分かっていても止められませんでした。


その影響もあったのか、日曜日は気持ち悪くなってしまい、食事も十分に出来ませんでしたネガティブ



そして訪れた月曜日。

緊張しながら待合スペースに座っていると名前を呼ばれました。


そして、いつもの腹部エコーと合わせて経膣エコーを行いました。お腹が大きくなっているので、内診台の体勢は少しキツかったです。

赤ちゃんは変わりなく元気でしたにっこり飛び出すハート


内診を終えて診察室へ。

先生の説明が始まりました。


「はづきさん、今日改めて診させて貰いましたが、前置胎盤でした。また、子宮口に3cm以上胎盤が掛かっている状態なので、全前置胎盤の診断になります」


一番リスクが高いヤツじゃないか…無気力


「以前お話があったと思いますが、出産は帝王切開になります。全前置胎盤の場合、こちらでの分娩は出来ませんので転院して頂くことになります。近隣ですと◯◯病院、◯◯大、△△大になりますが、希望のところに紹介状を書きます」


30週超えて転院…そんな事言われても…

大学病院なんて知らないし…

近くとなったら、やっぱり総合周産期母子医療センターに該当しているあそこかな…無気力


「そうしたら希望病院が決まったらご連絡すればいいですか…?」

私がそう聞くと先生は「うーん…」と困った顔をしました。


「もう30週過ぎていますので、早めに病院を決めた方がいいです。今決めて予約の電話をして下さい


今すぐっ驚き!?予約もしろと!?


「い、今すぐですか…?」

「はい。決めて頂ければすぐに紹介状作成します」


土地勘の無い私…頭が真っ白無気力


「主人も来ているので……相談して決めてもいいですか?」

「勿論です。決まったら受付に伝えて下さい。希望の病院宛で作成します。もし希望病院から医師より連絡が必要など何か言われたら、それも受付に伝えて下さい」


「ありがとうございました」と頭を下げて診察室を後にし、待合スペースで待っていた主人に話しました。


全前置胎盤に診断が下りた事。

ここでは産めない為、転院しなくてはいけない事。

転院先を今すぐに決めなくてはいけない事。


主人は「はづきが決めていいよ。もし里帰りにしたいならそれでもいい。うちから近いなら◯◯病院か◯◯大かな…」と言われました。


最初里帰りも考えていたので、実家近くの総合病院の診察券を持っていました。そこも総合周産期母子医療センターに該当していました。


しかし、折角自宅近くで産むと決めたからには、転院先も近くがいいかなと思いました。もし里帰り出産にしてしまったら、多分主人とは長いこと離れる事になりかねないですし、気軽にお見舞いにも来ることは難しくなるのは確実でした。


私は元々調べていたこの地域の総合周産期母子医療センターに該当している◯◯病院に決めました。

今よりは少し離れますが、幸いな事にここも遠くはありません。最悪何かあってもタクシーで15分程で到着出来ます。


待合スペースから少し離れたところで、その病院へ電話を掛けました。

運良く予約センターには一回で繋がったので、事情を説明し、予約を入れたい事を伝えました。


その後、産婦人科受付に繋がり、改めて週数と全前置胎盤の診断が出た為、今の病院からそちらへ転院を希望している事、予約を入れたい事を伝えました。


すると現在産科が混み合っていて、早くても1ヶ月近く先の予約になってしまうと言われました。

正直ここからまた別の病院に電話するのは面倒だったのでそれでも構わないと了承したところ、


「いえ……やはり週数的にギリギリなので、もっと早い方がいいと思います。もし可能であればそちらの先生からお電話頂けませんか?今は◯◯先生と✕✕先生がいらっしゃるので、どちらかの先生を指定して下さい」


そう言われました。

今思えば、この受付さんの案内は大変有難いものでした。もしこの一言が無ければ、色々と準備が間に合わなかったかもしれません…無気力


一旦電話を切って、今の病院の受付さんに電話で言われた事を伝えました。診察の合間に先生に伝えて下さるとのことで、再び待合スペースで待ちました。


主人と「転院になっちゃったね」「帝王切開怖いなぁ」などと話していたら、看護師さんから声を掛けられました。


「◯◯病院の予約が取れました。この日時で大丈夫ですか?」

そう見せられたメモには10日後の日付がありました。

電話で案内された日より大分早いです驚き


大丈夫であることを伝えると「分かりました。これで予約確定しますね。今、先生が紹介状を作成しているので、もう少しお待ち下さいね」と診察室へ戻って行かれました。


バタバタしてしまいましたが、無事に予約が取れた事に心底ほっとしました。

それから1時間と少しくらい待って、紹介状を受け取りました。紹介状の封筒は、紙がそこそこ入ってるなといった厚さでした(笑)


今までありがとうございましたとお礼を言い、病院を後にしました。



その日は何だかいっぱいいっぱいになっていて、そのまま帰宅してしまったのですが、実は一ヶ月前に分娩予約を入れていて、それをキャンセルしなくてはいけないのをすっかり忘れていました。

なので、翌日また病院に行きました魂が抜ける

(前金で分娩費用の一部を払っていたので、電話で済ませられなかったのですアセアセ)



高齢出産、妊娠糖尿病(一応)、全前置胎盤…


そんなこんなで、更に高リスク妊婦となってしまいました。



抱っこ用としてはあまり使用出来ませんでしたが、簡易布団としてよく使います(今は足はみ出てますよだれ)



 必要か分からなかったのですが、こちらも早めに購入していました。

今ではこれ無しではいられませんにっこり