小さなひとたちがもたらすいろんなコトは

とてもパワフルで…

急速に

果てしなく広がっていき…


あちこちで

幸せの種を蒔き散らし

花を咲かせる。


そのたびに私は

思わずクスッと微笑みながら

優しい眼差しでそれを見つめる。


と、同時に

脈々と流れていく

命の河の最先端が

すぐ目の前にあるにもかかわらず

過去も未来も今ここに存在しているのを感じ、

軽いデジャヴが起きる。


たぶんあの日あの時起こっていたことが

今ここでまた起こっていて…

たぶんあの日あの時かけていた温かい言葉を

今ここでまた聞いている。


信頼しきった眼差しも

安心しきった寝顔も

過去のコトではなく

今ここに集結しているのを感じる。


娘が孫を見つめる眼差しの中に

私を見つめていたであろう母の姿を見る。

私が孫をあやす言葉の中に

娘は幼い頃の自分の姿を見つける。


そう、ずーっと昔からどこかで見ていた光景。

どこかで感じていたエネルギー。


私の母も

そのまた母も

みんなで覗き込むように

小さな命たちを見つめる全ての眼差しは

確かに今ここに集結している。


私に向けられた

小さな「ありがとう」は

同時に私の母の魂にも沁み渡る。

そのまた母にも

そのまた母にも…


やがて

そこいらじゅうが幸せな微笑みに包まれて


その眼差しを向けているであろう

目には見えない魂たちから

再び

今ここ、最先端の命に祝福として贈られる。


全ては壮大な愛の流れの中で起こっているんだね。


今日もいい日に。