この世界では…

誰かを愛そうとすると
心配や恐れ、嫉妬はセットだ。

SAWAさんの言葉は
とても衝撃的で
それでいて
とても納得のいく言葉だった。

私が
愛しい子どもを自分の腕に抱いた時の感覚は
まさにその通りだった。

結婚した時も
家族が増えた時も
何か大切なものを受け取るたびに
何か相反する気持ちも生み出していたことに
気づいていたから。

だから
何かを得ることが怖かった。
誰かを愛することが怖かった。
自分が幸せになることへの怖れのようなものも抱いていた。

家族間の愛は特に粘着質で濃い。

相手を愛するがゆえに
相手が幸せでないと自分も幸せでないという
感情が重なり合って
相手と自分との境界がわかりづらくなる。

相手を愛しているからという錯覚から
自分の軸がズレ、
時には相手のエネルギーを奪ったり
また、
奪われたりということが起きてきて、
エネルギー漏れの状態を作り出してしまう。

今、私たちはその愛の渦の中から
抜けようとしている。

抜けるために必要なことは
漏れているエネルギーを自分に戻すことだ。

相手に意識を向けたなら、
大丈夫だよ。と
信頼のエネルギーに変えて自分に戻す。


ただ、私が私でいるだけで
誰かを愛そうとしなくても
全てはうまく行く世界。

私たちはそんな世界を作ろうとしている。

本当の意味で愛するということは
自分の幸せを祈ることだ。

自分を愛で満たし
溢れる愛で存在しながら
大切な誰かの幸せを祈ることだ。

そして
豊かな世界への希望を放ちつづけることだ。

今日もいい日に。