よく
波動が高いとか低いとか言うけれど
高いから→いい
とか
低いから→よくない
ということにはならない。
その逆も然り。

私は
自分に合っているか
合っていないかなのだと思う。
要は
それと調和できていれば
心地よいと感じる。
調和できなければ
不快に感じる。

ただそれだけのことだ。

自分にとって心地よい波動を知ることが
ご機嫌さんで
生きていけるヒントとなる。

そして
どの波動を選ぶかは
全ての人に平等に委ねられている。


千早振るというのは
千に早く振ると書く。

その千早振る波動を持つという、
日本のシャーマンとも言われるお方に
お目にかかる機会をいただいた。

千早振る波動って、どんな波動なんだろう…

私は興味津々だった。

あまりにも神々しくて
その場で涙が出る人もいるという。

立っていられないくらいの
波動を感じる人もいるという。

ワクワクしながら
その時を迎えた私だったけど

不思議なことに
その時に私がしたことは
「ただ自分でいる」
ということだけだった。

うまく言えないけど
それに集中しないと
多分感じることができないのだと
直感的に思った。
そうせざるを得ないような波動だったから。

私が感じたその方の波動は
とてもとても静かだった。
刺激的とは対象的に
穏やかで
こちらが
鎮まっていないと
震えているのか震えていないのか
わからないくらい
微細な微細な波動に感じた。

と同時に
感覚的にわかったのは
千早振るというのは
激しく揺さぶられるものではなくて
とても微細な細やかな振動なんだということ。

高いとか低いとかでは
表現することのできない
全く違う次元の
厳かな
とてもお優しいエネルギーを感じた。

まさに
祈り人が放つ波動って
こんな感じなんだ…と思った。

ミラクルでもない。
驚くような
ものすごいことが起こるのでもない。
けれど、
その波動は
しんと静まり返って
今にも溢れんばかりの水をたたえているようにもうかがえた。

これが
全ての命と調和する波動なんだなぁと思った。

これからの
地球が
人々が
全ての命あるものが
纏い、放っていく波動
のような気もした。

その場を去られるときに
初めて
涙が流れた。

その理由は考えてもわからない。
瞬時に武者震いにも似た、震えが身体を走った。

日本に生まれて良かったと思った日。

今日もいい日に。