人は
いろんなことを
許しながら生きていくんだなぁって
最近思う。

たくさん生きているとね
過去の自分の心の中のわだかまりに
出会う瞬間がある。

自分に対しても
誰かに対してもね。

命に関わるような大きなことから
見落としかねない、小さなことも。

自問自答する
「これって、許せるのだろうか」
「もうすでに許せてるのかな」

許すことに執着してると
「そこ」から離れられなくなる。

でも、
夏の暑い日の
セミがガンガン鳴く声を聞いた時とか…

とこからともなく
漂ってくる
キンモクセイの香りに気づいた時とか…

ふわっと浮かんできたことを
ふーっと、風に乗せる。

それも
その人の精一杯の選択だったんだよね。
私も精一杯の選択だったんだよ。

すると、
キラキラと光る光につつまれて
そのわだかまりは
昇華する。

すべては
一瞬の出来事。

人知れず
こんなに
苦しんでいたのは
何だったの?

こんなに
自分を縛っていたのは
何のためだったの?

見て見ぬ振りをしてきたのは
どうしてなの?

すべては
この「許し」を
経験するため。

この
快感にも似た
喜びを
体験するため。

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