数年前に
背中の左の肩甲骨の内側あたりが
強烈に痛くなったことがあります。
その痛みは
半端なくて…
寝ても起きても痛い！
医学的には
ストレートネックによる
頸椎のヘルニアという診断だったのですが、
痛み止めの注射を打ったり
静脈に点滴したり
ブロック注射や
いろんなことをしても治らない。
その時は目の前に起こっている現実、
「痛みを取ること」
しか考えていませんでした。
かかりつけの整体の先生のところに行って
施術も受けました。
その先生は
痛みを取ってくださることでとても有名な方のですが
この時は違いました。
「あ、この痛みは僕には関係ないよ」って。
これはどういう意味？？
今思えば勇気ある、その先生の言葉に私は救われたんですよ～
だって、これって
「あなた自身の問題です」って
言ってくださったようなものですから。（笑）
私は痛みに執着することを止め、
内観をはじめました。
ちょうどその頃
ある人のお話会に参加させていただきました。
その会のあと、
いただいた言葉が
「美香さん、脱皮しようとしてるから痛いんですよ」
でした。
その時のイメージが
パックリ割れた背中から
ものすごい光が入り込んでいるイメージ。
でもね、光といえどもやっぱり痛いねん。
おまけに「矢」も刺さってる。(>_<)
私は一体何から脱皮しようとしてるんやろ？
その時に
私の心を悩ませていたことがありました。
私は私の大好きなものを
真っ向から否定されていたのです。
「これはいいよ、でも、これはダメだ」
そのジャッジの狭間にいました。
と、いうことは
私もジャッジしているということ。
そこに囚われているということ。
「根本は同じなのにな…」
私はその時思いました。
私はいいと言われるものも
良くないと言われるものも
感情は置いといて
いったん、受け入れることにしました。
それから数ヶ月。
気が付いた時には痛みは消えていました。
人の好き嫌いも
これによく似ている気がします。
私は人間なので
苦手やなぁ～と思っている人もいます。
相手からもそう思われてるかもしれない。
けれど、
苦手やなぁと思う人も
大好きって思う人も
感情は置いといて
いったん、受け入れるということを学びました。
誰もが光り輝く魂を持っています。
そして光に向かって
進んでいきたいと願っています。
その人の状態は
その人のプロセス。
それを私が
ここは好き、でも、ここは苦手って
ジャッジする必要は全くない。
根本は同じ光なのだから…
そこを信じようって。
でもね、
私の中の苦手な感情は
表れては
グズグズと胸を傷つけて
痛みます。
けど、
味わいたければ
自分で味わってればいいのです。
それが人間の魅力だから。
でも
そのグズグズも
背中の痛みのように
いつかは
消えてしまうものなんだ。
