久しぶりの
息子とDATE

この夏、彼は
仕事が終わると
毎夜毎夜私の部屋に来て、
ひとしきりしゃべりまくっていた。(笑)

それが最近ぱたっとなくなり…
もういいんかぁ~
って、何気なく思ってたんだ。

で、聞いてみた。
「ね、なんであんなに毎晩お母さんのとこに来てたん?」
「ああ、あれ、夏期講習の間だけ。」
「あ、そうやったん~(笑)」
「仕事がしんどかったから。
    誰かに聞いてもらいたかってん。」
「もういいの?」
「うん」

息子は某塾の講師をしているんだけど、
夏期講習の間、仕事が忙しくて
体力的にもキツくて
誰かに聞いてもらわないと
やってられなかったらしい。
受験生も大変だけど
教える方も大変やねんね。

仕事帰りの電車の中で
愛おしそうに
まだ幼い子どもの写真を出して見ていた、
サラリーマンのお父さんを見ながら
思わず込み上げてくるものがあったんだと
彼は話してくれた。

自分はまだ
守る人はいないけど、
そのお父さんの気持ち、
ちょっとわかるって。

そんなに疲れてたんや…

息子の前では
母親になってしまうね。

彼の優しい気持ちに
触れた気がした。

今日は
久しぶりに
西北の
昔よく行った
串カツ屋さんでランチを食べた。

そこは
彼がまだ中学生の時、
期末試験が終わったりすると
私の仕事終わりに待ち合わせして
「お疲れさま~」って
食べに行ったお店。

お値段もリーズナブルで、
美味しいの!

もう10年ぶりになるかな…

サラダを一口食べたら
それだけで
あの頃の思い出が
ふわーっと蘇った。

息子も全く
同じで…

2人して
「懐かしいなぁ…懐かしいなぁ…」って
言いながら
揚げたての串カツを
ハフハフして食べた。(笑)

「あの時はね
お母さんもしんどかったんよ。」

「そやな、俺の塾代とか
大変やったやろな~」

「今はね
もう、ノンストレスだから…」

「うん、そんな感じやな。
いいんちゃう?」

過去に対して
想いをめぐらせていると
素直な
言葉が溢れてくる。

それを受け取ってくれる
息子の優しさに
また触れて…

なんだか…
満たされた。

外に出ると
大きな羽根のような雲を見つけてね、

思わず路肩に車を停めて
「見て見て!
羽根みたい!」
って叫ぶと…

「ほんまや~!」
って。

息子も
空や雲や星をながめるのが好きな子だったな。

塾の帰りに、寄り道ばっかりで
なかなか帰ってこなくて
自転車で走り回って
探したっけ。(笑)

写真を撮って、
「いる?」
って聞くと
「うん!LINEで送って」って。
想定内の返事。(笑)

なので、
2人でシェア。

{84E1AD26-5B56-4C77-90EA-DDC95454B10B:01}