内海 聡さんの記事から引用
ポリオの予防ワクチンは不要
ポリオの予防ワクチンは必要だとほとんどの人が思っているだろう。しかし、それが人々の不安をあおるだけのビジネス戦略であり、さらにいえばより深い意味が秘められていることなど考えもしない。
一九八八年一月二六日にワシントンポスト紙はある興味深い記事を掲載した。この記事はユースタス・マリンズが引用しているが、その記事ではワシントンで開かれたある医学関係の全国会議で、一九七九年以降発生したポリオ患者は、すべてポリオワクチンが原因であったと発表された。「実際には、アメリカにおけるすべてのポリオ患者の原因はワクチンにある。一九七九年以降、アメリカにおいては、自然発症型あるいは野生型のポリオウイルスに起因するポリオ患者の症例は、一つたりとみられていない」つまり、今のワクチンは無駄どころか、ポリオをワクチンで広めているということだ。
この会議の参加者たちはポリオワクチンの中止を決議したのだろう、と思うだろう。それがグーミンの愚かな発想なのである。この世界で悪魔に魂を売ってお金持ちとか名誉とかを手に入れたいのなら、次のように考えねばならない。続けてワシントンポスト紙はこう書いている。「根本的な変更は期待されなかった。『現状は極めて満足のいくものである』とクリーブランドのケース・ウェスタン・リザーブ大学教授で、議長を務めたフレデリック・ロビンスは述べた」
人々の「中止すればいいではないか」という当たり前の理屈を、高度の教育を受けた医学者や経済学者は「単純で愚かな考え」として一蹴する。
国民の経済のことを考えなければならない、消滅した病気の製造をしている製薬会社のことも考えねばならない、効率も考えねばならない、社員も失業してしまうではないか、株主配当が減少したらどうするのだ、だって製薬会社の収益の一部は慈善事業に寄付されるのだぞ……そして、全員が悪魔に魂を売って自己を正当化する。