アメリカ時間 2008/12/9 - 12/10
シカゴ郊外のSTATS社を訪問。

STATS社は、アメリカ・シカゴにある、「スポーツデータ」の会社で、1981年に設立され、27年の社歴があります。現在はメディア帝国と称 される、あのルパード・マードック氏が率いるニューズ・コーポレーションと、世界最大かつ最古の総合通信社であるAP通信との折半出資の会社となっていま す。
http://www.stats.com/index.asp

場所はシカゴのダウンタウンから北西に20マイルほどいった郊外にあります。
僕はあえて空港からタクシーを使わずに、「Metra」という郊外線の電車で行きました。
シカゴ・ユニオン駅から40-50分乗ります。Glenn Viewという駅とNorth Brookという駅の間ぐらい。

郊外なので、車がないと移動がしんどいです。皆車で通勤しています。日本と違うところですね。駐車場ももちろん完備。首都圏との違いを感じますね。

オフィスは平屋建てで、ワンフロアのフラットのオフィス。たぶんMAX200人ぐらいの会社なのですが、広くて清潔で感激です。まだ引っ越して1年半弱程度。それまでは少し南のMorton Groveにオフィスがありました。

オフィスの外周(窓がある)には、CEOやVice President、各事業部のマネージャーが個室を持っています!うらやましい。日本だと社長はともかく、200人の会社で事業部の部長単位で個室は持てませんよね。

まだオフィスには余裕があり、ゲストの僕は2日間、マネージャー用の個室をあてがってくれました。いいなー。ここで働きたいなーと思いましたよ。

オフィスの中央にはちょっとした喫茶店ぐらいのカフェスペースがあり、飲食や軽食の調理ができ、くつろげるようになっています。

また会議室も中央のカフェスペースを取り巻くように大小10室前後あり、それぞれスーパーボウルとかローズボウルとか、ブルズとかカブスとか名前がついてます。

つまりスクウェアのオフィスのどこからもカフェと会議室にアクセスしやすいように出来ているのです。首都圏のオフィスじゃ考えられませんよね。大 都市シカゴ(人口約300万人)でも郊外はこんなにゆとりがあります。やはり土地の広さでは段違いですね。うらやましいぞ!アメリカ!クリアティビティが 刺激されるってもんです。

入ってすぐのロビーには大画面の壁掛けTVが流れており、ESPN-HDが流れています。メチャ画面きれい。24時間スポーツ観戦状態です。

12/9は朝一番で、角っこの部屋のCEOに挨拶、ディスカッション。STATS社をここ5年で急激に大きくした尊敬すべき社長です。何と奥様は 日本人。日本での勤務経験もあるとのことで、日本びいきの方です。まだ8-9才の双子の娘さんがいて、和柄の小物入れをおみやげにもっていったら喜んでく れました。

もう一方の角っこのVice Presidentにも挨拶。北京、東京であって以来。気さくで面白いおじさんで、僕のFacebook友達です。アメリカの良いところは、年齢がある程 度上で、位のある人でも、友人のように気さくにつきあえるところだと思います。歴史ある儒教文化の日本ではなかなか難しいですね。敬語も発達してるし。お 昼はテッドのステーキハウス(アトランタブレーブス?の元ピッチャーとか言ってたな)で、バイソン(水牛)のハンバーガーを御馳走してくれました!

12/10は、ファンタジースポーツ事業部のみなさん(5-6人)とミーティングをセットしてくれ、日本でのファンタジースポーツ(まずファンタ ジーベースボールMLB版)を普及のためのディスカッションをしましたよ!僕が調査したマーケティング資料では、実はMLBよりもNBAの方が潜在的な ファンが多そうなので、将来NBAのファンタジースポーツも何かしら立ち上げる可能性があります。MLBは選手が多いのでとっつきにくさがあるのかも(覚 えきれない)知れませんが、日本人選手がこれだけいっており、MLB自体も日本でもマーケティングを強化しているので、まだまだのびしろがありまっせ!

STATS社は草創期の80年代(パソコン通信の時代!)から自前でファンタジーベースボールを運営してきた、ある意味「ファンタジースポーツ」 の先駆け的会社の一つ。90年代には、対象競技をフットボール(NFL)やバスケットボール(NBA)にも広げ、インターネット時代の到来の90年代後半 にはニューメディア向けのデータ販売やファンタジースポーツのソリューション提供を主にネットメディアに拡大。

現在ではプロスポーツのみならず、カレッジスポーツやモータースポーツ、ゴルフ、格闘技などにもデータカバレッジを広げています。また欧州サッカーや日本・中国などアジア展開などグローバル展開にも積極的です。

ファンタジースポーツ事業の拡大を志す僕にとっては、まさに夢のファンタジースポーツファクトリーです!!