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クラシックとヒット曲

今回はクラシックの名曲についてお話しさせて下さい。クラシック、というと、「長い」とか「退屈」とか、あまり良いイメージを持っていない人も多いかもしれません。学校で強制的に聴かされるのも、その一因なんでしょうか・・でも、「クラシックは永遠のポピュラーソングである」と言った人もいるくらい、実は素敵なフレーズを持った曲がゴマンとあります。


そういうクラシックの素敵なメロディーを使おう、と思ったミュージシャンがいても不思議でも何でもないわけで、昔からクラシックのフレーズを使ったヒット曲はたくさんあります。古くはモーツァルトの交響曲第40番を使ったポップスのヒット曲がありましたし、確かビリー・ジョエルは、ベートーベンのピアノ曲「悲愴」の第2楽章のメロディーを使って「Midnight Blue」という名曲を書いていますし、エリック・カルメンはソロとしてのデビュー作(「All By Myself」)と2作目(「Never Gonna Fall In Love Again」)の両方で、ラフマニノフのビアノコンチェルトの実に美しいフレーズを、うまく使っています。


日本でもさだまさしさん(大好きです。いつか日を改めて語ろうと思います)などは、チャイコフスキーのピアノコンチェルトのメロディーを「憧れ」にやサン・サーンスの「白鳥」のメロディーを「セロ弾きのゴ-シュ」に上手に取り入れています。山下達郎の永遠の名曲「クリスマス・イブ」だって、パッヘルベルの「カノン」のモチーフを使ってますし・・・記憶が定かではないのですが、解散したゴーイング・ステディのアルバムにも、クラシックの名曲のモチーフが使われていたような。


 でも、こういうクラシックからのメロディーを使うと「パクリ」などとは言われずに、オレンジレンジのように同業者(?)のものを拝借するとかなりのバッシングが出るのも不思議ですが。著作権問題も絡んでいるのでしょうか・・・私のような音楽好きな一リスナーにとっては、素敵な曲に出逢えることこそ(作った側の課程はどうであるにしても)うれしいことなのですけどね。