隣のクラスの女の子
小学校高学年の頃、私はいじめに遭うことが多々あった。どこのグループにも属していない私に○○ちゃんが悪口(容姿のこと)言ってたよと教えてくれる子休み時間には、私意外の女子全員に声をかけ私を1人にしようとするグループひそひそ、こそこそと私にわかるように陰口を言ったりばい菌扱いしたりかと思えば、小柄だった私を膝の上に乗せて仲良くしようとしたり何がきっかけで、いつ始まるか分からない嫌な空気に当時の私はいつも孤独を感じていた。それはみんなから見れば、ビクビク、オドオドしているように見えたかもしれないと今なら思う。そんなある日、グラウンドで運動会の練習をしていた時たまたま偶然に私の隣に座っていた隣のクラスの女の子が、急に話しかけてきた。「暑いね」とか「疲れるね」とか、そんな些細な言葉から始まった彼女の言葉は雑談へと変わっていき時間にしたら、ほんの数分だけど彼女の明るい笑顔と、元気な声と、楽しい話と、私を気遣う優しさとその場のその全てが「人が怖い」と感じている私を明るい気持ちにしてくれた。彼女は信頼できると、自然と思えていた。運動会の練習の、その一瞬の時間しか話せなかったけど私にも仲の良い友達みたいに冗談を言ってくれる彼女はベタな表現だけど、太陽みたいだと思った。もう1度、あの頃に戻ってやり直せるなら例え1人の時間であっても、堂々と自信を持って、私は私で在りたいと今なら思う。そして、運動会の練習が終わっても、彼女を見かけたら自分から話しかければ良かったと今なら思う。その後、中学で同じクラスになりあの頃のまま、彼女は太陽のようにいつも元気で明るく、誰にも平等に接する素敵な女の子だった。覚えていないと思うけど運動会の練習での雑談タイムは、今でも私の宝物。思い出す度に感謝が湧く。あの時のこと、お礼を言えてなかったよ。本当にありがとう。感謝しているの。もう会えていないけどまたどこかで会えた時は、直接お礼を言わせてね。10代で天国へ旅立った彼女へ心からありがとう。