電車の中(約40分)は暇なので、
最近は電車に乗っている間に小説の内容を考えるのがブームです音譜

で、今日の新作ですキラキラ


前半部分は、実体験を元に書いていたり。
小説のネタに出来てしまうくらい、私は元気ですアップ

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君を見つめられないのは


『さぁ、初対面の異性とペアになり、お互いに10秒間見つめ合って 相手が何を考えているのかを読み取ってみましょう!』


旅を続けるサトシ達は、とある街で開催されているポケモントレーナー講座に参加していた。
この講座の趣旨は、ポケモントレーナーとして より強くなるために さまざまなワークをこなして上達を図るというものである。


この講座の開催を知らせるポスターを見た瞬間、
サトシが皆に参加しようと提案した。
他に急ぎの用事もないため、セレナ・シトロン・ユリーカも賛成し、会場に足を運んだ。


最初のワークは 初対面の人同士でペアになり、互いに10秒間見つめ合って 相手の思考を読み取るトレーニング。
ペアになるのは異性でなければならない。


セレナはサトシとペアになりたかったが、初対面ではないため 念願は叶わず。
ワークとはいえ10秒間、しかも他の女の子がサトシと見つめ合うなんて気が気ではなかった。
こんなトレーニングがあるのなら、参加せずに自主練習に誘えば良かったと今更ながら後悔した。


しかし、そんな後悔も虚しく サトシが自ら近くにいた女の子に話しかけ、ペアになっていた。
さらに 初対面にも関わらず、なかなか会話が弾んでいる。


そんな光景なんて見たくもなかったが、気になって ついつい見てしまうのが乙女心。

傷心した気持ちを片隅に置きつつ、私も早くペアを見つけなくてはと辺りを見回す。



『あの、ペアになって貰えませんか?』

向いている方と反対の方から声を掛けられて振り向くと、男の子が近くに立っていた。

「あっ、はい…!」


前後の席に座り、講師の指示を待つ。
後ろの方に座っているサトシの方を盗み見ると、
まだ話が続いているようで 彼は終始笑顔だ。

サトシが自分に対して嫉妬なんてする訳がないのは嫌というほど知っているが、ペアになった男の子と話して 自分も楽しんでいる所を見せ付けたいと思った。

…しかし、初対面という事と、少々大人しい性格が災いして 何を話せばいいのか分からない。
彼の方も同じなのだろうか、ずっと前を見て こちらを向いてくれない。

序盤から最悪。
この感じで、うまくワークをこなしていけるだろうか…



それから少しして、講師の指示が出た。

『それでは、10秒間見つめ合ってみましょう!
スタート‼︎』


これはトレーニングなんだから、真面目にやらなくちゃ。

モヤモヤした気持ちを割り切り、セレナはペアの男子の瞳をじっと見つめた。
相手も 視線を逸らすことなく真剣に見つめ返す。

途中で恥ずかしくなってしまい、視線を逸らしてしまったが 中々真面目に出来たと思う。



『…はい、終了です!
どうでしょう、相手の思考を読み取れましたか?
それでは、相手の考えている事と自分が読み取った事が合っているか、話し合ってみましょう‼︎』



………



こうしたペアワークが幾つか続き、3時間ほどで講座が終了した。


セレナはこの講義の間、何度かサトシの方を振り返ったが 彼はずっと楽しそうだった。

それが哀しくて、暫くはサトシから離れたかったが そうは出来なくて。


ポケモンセンターでの夕食後、しばしの談笑タイム。
今日のトレーナー講座の話で盛り上がった。


「初対面の方と10秒間見つめ合うワーク、
きちんと相手の思考を読み取れましたか?」

シトロンが皆に尋ねる。

「お兄ちゃん…‼︎」

ユリーカが怒ったようにシトロンを咎める。
セレナの気持ちを知っているから、何としてでも
このワークの話だけは避けたかったのに。

「ごっ、ごめん…」

そうだった、と言ったように シトロン声を落として謝る。
そしてセレナの方を見やると、戸惑ったように視線を泳がせていた。


少しの沈黙の後、ユリーカが何かを思い付いたのか、パッと明るい表情になった。


「そうだ、せっかくだから あたし達も10秒間見つめ合うトレーニングしてみる⁇
これまで一緒に旅をしてきてから、何も言わなくても気持ちが伝わるようになってきたかな?」


妹の考えを読んだのか、シトロンが明るい声で後に続く。

「それ、面白そうですね!
手始めにサトシとセレナがやってみてください‼︎」


ナイス、というように ユリーカが兄に無邪気な笑顔を見せる。


「それじゃあ、スタート‼︎★」


「えっ…‼︎」

サトシに見つめられなどしたら、嬉しすぎて
おかしくなってしまいそうだ。
でも、この機会を逃したら 2度とこのようなチャンスなど巡ってこないだろう。

さまざまな思考がグルグルと頭の中を駆け巡り、戸惑ったようにサトシを見ると、一瞬目が合った。
しかし。
すぐに ふいと視線を逸らされてしまった。


偶然なのか、意図的なのか…
そんな事はどうでもよく、とにかく視線を逸らされた事が哀しかった。


そんなサトシの様子を見て、ユリーカが

「サトシ、どうしてセレナと目を合わさないの…⁉︎」

シトロンも予想外の結果に戸惑い、心配そうな顔をする。



「…見つめられる訳ないだろ…。」

静かな空気が流れた後、サトシがポツリと呟いた。

どういう意味なんだろう。
本当は、サトシは私のことが嫌いだったのかな。


その場に居るのが辛くなってきた。
ここから離れようと、黙って席を立つと


「最近、何でか分からないけど セレナを見ると胸の辺りが苦しくなるんだ。
それなのに10秒間、しかも互いに見つめ合うなんて無理だよ。苦しくておかしくなりそうだ…‼︎」



これって、もしかして…‼︎

サトシの衝撃的な発言を受けて、セレナの胸が次第に高鳴る。
まさか、サトシが…!


視線の端には、意味深な笑みを浮かべるシトロンとユリーカ。
私の感覚は間違っていないようだ。


「おめでとう、セレナ♫」

「良かったですね! でも、まだまだこれからです‼︎
これから 精一杯応援させていただきます★」


「…ありがとう…‼︎」



この3人のやり取りを見て、何が何だか分からないサトシは

「…なぁ、俺のこの病気、どうやったら治るんだ…⁉︎」

「それはね、まずは頑張って10秒間、セレナを見つめ続ければ良いんだよ★
そうしたら少しは良くなるはず!」

ユリーカが悪戯な笑みを浮かべてサトシに答える、


「そっか…‼︎ よし、セレナ、やろうぜ!」

「うん…!」


「それじゃあ、今度こそスタート‼︎♫」



嬉しすぎて震える身体を何とか抑え、サトシの瞳を真っ直ぐ見つめる。
それに応えるように、サトシも こちらを見つめ返す。



3、2、1…


「はいっ、終了★」


10秒経ち、恥ずかしそうに 互いにパッと視線を逸らす。
それから視線を上げると、再度目が合った。

その後 照れ臭そうに微笑み合った。
2人の間に、今までとは違う 新しい何かが生まれたー。


                                (fin.)



おまけ

かなり雪が積もりました。
というか、今も雪が降り続けて 積もりつつあります(^_^;)


AM7:00過ぎ。

    ↓↓

{DC02674A-4F91-4E25-86E2-DB0BC33EAA04:01}





PM12:00前。

    ↓↓


{BB705477-3499-4311-932A-68AC767D918A:01}

{2011E1CA-31D1-408B-8C9D-A809DFB66517:01}



あんまり変化ないように見えるね

昨日は、家の前は まだ地面が真っ黒だったけど
朝には真っ白になってました雪


動画も撮りましたが、PCで編集しなければならないので 今は載せません。
気が向いたらUPしますひらめき電球
(別に要らないと思うけど




それではキラキラ