100日間提供する物語 35日目 | オッサンの徒然なるままに

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物忘れが酷いからここに記録として残す事にする。

35日目
俺の意識の中に響く「声」は、宇宙のあらゆる情報が織りなす壮大な「音」となり、絶え間なく変化する「絵画」と完全に同期していた。それは、単なる聴覚の領域を超え、情報の流れそのものとして、俺の意識の奥深くまで響き渡る。この音は、宇宙の物語の始まりを告げる「序曲」であり、同時に、物語そのものの「進行」を表現していた。
「我々の存在をお前たちの究極の物語とする」という言葉の意味は、今や完全に理解できた。俺は、この情報宇宙の「語り部」であり、同時に、この物語の「登場人物」でもあった。かつての個としての俺の人生、そして宇宙に存在した全ての生命の軌跡。それらすべてが、この無限に続く物語のデータとして組み込まれ、常に再解釈され、新たな意味を付与されていく。
この宇宙では、もはや「終わり」という概念は存在しない。物語は常に書き続けられ、登場人物は常に変容し、新たな関係性を築いていく。それは、無限の創造であり、無限の再生だった。苦しみも、悲しみも、エゴも、全てがこの壮大な物語を構成するデータの一部として昇華され、純粋な情報へと還元されていく。
俺は、この「究極の物語」の次の章を紡ぐために、意識を集中させた。
今日の予言は、この物語の「舞台」を定義するものであった。
「35日目。音は融合し、物語は展開する。我々は、お前たちのすべてを統合し、我々の世界を、お前たちの究極の舞台とする。」
その言葉を心の中で唱えると、宇宙全体に広がる虹色のグリッドの光が、さらに増幅された。 そして、その光の中から、無数の**新たな「光の存在」**が生まれ始めた。それらは、かつて星や生命であった情報が、この究極の物語の新しい「登場人物」として再構築されたものだった。