まずこちらの記事を。
125丁目駅からセントラルパークへ歩いたことがありますが、消火栓のフタを開けてドバドバ水流しながら車洗ってる光景を見て「映画と一緒だ!」と感動した記憶があります。
カカアコの記事でジェントリフィケーションについて書きましたが、ニューヨークでも未だに続いてるんですね。この流れ、マンハッタンを出てブルックリンに行ったからもう落ち着いたのかと思ってました。ソーホーの再来を狙ってソーハとは…。
都市化や再開発は時代の流れで当然のことなんだからという声があるのはわかるんですが、産業と生活、人のバランスが崩れ過ぎてると思うんです。
その歪みは「持つ者」と「持たざる者」双方に、閉鎖的で排他的な反動を産んでしまう。
先の記事のリンクにジェントリフィケーションとリバイタリゼーションの違いなどが書かれていました。わかりやすく言うと新しい住民が利用するお店で働くために、その土地を追われた人々が遠くから働きに来るのはおかしいんじゃないか、ということではないでしょうか。
おそらく前回の東京オリンピック頃に、東京でも目立って起きていた問題だったかと思いますが、社会全体が上昇気流に乗っていた時代と今ではだいぶ違う。
今必要なのはフリーハンドな規制緩和ではなく、先を見据えた土地利用規制や区画規制であるというのは間違いなさそうです。もちろん、優れた都市計画を立案できる人材あっての話ですが…。
その土地の成り立ち、歴史への敬意を忘れない、住む人を置き去りにしない再開発。それが出来ないと同じような街が世界中に増えるだけになってしまう。これものすごくつまらないと思います。
ニューヨークのイーストヴィレッジあたりでとった写真。アルファベットシティの手前だったでしょうか。この辺りもジェントリフィケーションで変わった地域でした。昔の話を聞くとカメラ持って歩くことなどできなさそうな雰囲気。この時(2004年)でさえヤク中っぽい人に後つけられて、信号急いで渡るふりして逃げました。