バルセロニスタ

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バルサ大好きのバルセロニスタによる自分勝手な観戦記です!!

チャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第1節、モナコ対バルセロナです。

 

バルサは直前の試合で負傷したダニ・オルモの代わりにエリック・ガルシアを中盤に入れました。

 

前半

バルサは開始直後からハイプレスを開始。モナコはパスを回そうしてプレスをかわそうとしますが上手くいかず、ボールを奪われる前にロングボールを選択します。

 

5分程度で、バルサが主導権を握ります。

 

6分、バルサの中盤でヤマルからボールを奪ったモナコのカウンター。左サイドに展開し、ベン・セギルがカットインからシュート。DFに当たり、難なくテア・シュテーゲンがキャッチします。

 

9分、モナコが全体的に押し上げて、前線からパスコースを消しに行きます。テア・シュテーゲンは中央に下りてきたエリック・ガルシアにパス。エリック・ガルシアは南野にマークに付かれているのを意識して右サイドに一歩動き出したため、パスがずれます。その隙を逃さず南野がカット。南野はそのままゴールに向かおうしますが、エリック・ガルシアが倒し、主審が笛を吹きます。判定はレッドカード。バルサが残り80分近くを1人少ない状態で戦うことになりました。

 

バルサは守備時に4-4-1にシフトチェンジし、前からプレスをかけるのをあきらめることになります。数的優位になったモナコが楽にビルドアップができるようになり一気に主導権を握ります。

 

13分、左からベン・セギルがクロス。ニアで南野が触りますが、クバルシがボールをつついてクリア。しかし、ボールは目の前のペドリに当たり、中央のエンボロのもとへ。エンボロは慌ててシュートを打ちますが、力なくテア・シュテーゲンがキャッチします。

 

15分、モナコは自陣で得たフリーキックからアンデルソンが右のアクリウシェに展開。アクリウシェがドリブルで持ち上がる間に右SBのシンゴがオーバーラップし、バルサDFの注意を引きます。その隙にアクリウシェはカットインしてニアへシュート。テア・シュテーゲンは前にいたDFでボールの出どころが見えなかったのか反応できず、モナコが先制します。

 

20分、アンデルソンが左サイドを突破しペナルティエリアの手前で中央にパス。走り込んだかマラガダイレクトシュート。枠の左に外れます。

 

26分、左のアンデルソンが中央のカマラにパス。カマラは右サイドへアーリークロス。アクリウシェ(シンゴかも)がダイレクトで中に折り返し、エンボロがシュート。DFが体を寄せてブロックし、テア・シュテーゲンがキャッチします。

 

27分、自陣最終ラインでボールを受けたカサードが右ハーフスペースDFラインの裏へ抜けようとするヤマルにフィード。ヤマルはアンデルセンのバックステップの進路に入り、ヘディングを試みるアンデルセンのポジションを体が触れる程度に邪魔をします。アンデルソンは落下地点に入れず空振り。ヤマルが抜け出しカバーに入ったサリスに対しカットインから股抜きシュート。ニアサイドに決めます。

 

ヤマルの頭脳的なゴラッソでバルサが同点に追いつきます。バルサが少し勢いを取り戻します。

 

31分、ペドリが自陣深く右サイドでボールをキープしてパスをつないでモナコのプレスを回避してハーフウェーライン手前まで前進し、左サイドへ展開。パスを受けたバルデがドリブルで左ハーフスペースを持ち上がり、左に開いたラフィーニャへパス。ラフィーニャはアーリークロス。DFに当たりゴール前にこぼれたボールにケーンが飛び出しますが、サリスが先にクリアを試みます。しかし、サリスはボールにかするような空振り。こぼれ球にバルデが反応してシュートも当てそこない枠の左に外れます。

 

バルサは絶好機を逃します。

 

37分、ペナルティエリア内右ハーフスペースを抜け出した南野が角度のないところから強烈なシュート。ボールはニアサイドネットの外。

 

43分、モナコが左サイドからのフリーキック。DFとGKの間に絶妙なクロスにサリスが飛び込みますが合わせられず、ボールは左サイドへ抜けていきました。

 

前半を1-1で折り返します。

 

後半

前半同様数的優位のモナコペース。モナコは右サイドから攻めが目立ちます。バルサはカウンター狙い。

 

51分、バルサのロングカウンター。モナコのコーナーキックをはね返し、こぼれ球をヤマルが拾って中央を全速力で駆け上がるラフィーニャにフィード。ケーンが飛び出してきますがラフィーニャが先に追いつきファーストタッチで左に抜け出そうとします。しかし、ケーンがスライディングカット。

 

ケーンのファインプレーでバルサは絶好機を逃します。

 

56分、モナコは左サイドを押し込み、左ハーフスペースに入り込んだアンデルソンにマイナスのパス。アンデルソンはゴール右にミドルシュートを放ちますが、テア・シュテーゲンがファインセーブ。

 

64分、モナコの右コーナーキック。ファーサイドにこぼれてきたボールに南野が反応しシュート。イニゴ・マルティネスがブロック。

 

70分、DFのクリア気味のロングフィードが中央を抜け、イニゴ・マルティネスのマークを引きはがし、左から中央に走り込んだイレニケアが独走。イレニケアはテア・シュテーゲンと1対1になり強烈なシュート。テア・シュテーゲンが触りますが、ボールはネットに突き刺さります。

 

モナコが勝ち越し。2-1とします。

 

79分、モナコが前からプレスをかけてボールを奪いショートカウンター。中央のバガロンがボールを受けて中央にパス。右サイドからバガロンの後方に走り込んだイレニケアが受けてシュートを放ちますが枠の右。

 

80分、左ハーフスペースバイタルエリアでボールを受けたゴロビンがスルーパス。バガロンが受けてターンから角度のないところからシュート。テア・シュテーゲンがセーブ。

 

84分、バガロンがスピードを活かして左サイドを突破しカットイン。わずかに後方から体を入れたイニゴ・マルティネスに倒されて、主審は笛を吹きます。モナコがP.K.獲得かと思われましたが、VAR、オンフィールドレビューで確認後、イニゴ・マルティネスの足がしっかりボールをとらえており、ノーファールとなります。

 

試合は2-1で終了。モナコが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

モナコ

#7ベン・セギル

まだ19歳の若者だが、献身的な守備に左サイドからドリブルの切れ味があるいい選手。今後が楽しみな選手。

 

#11アクリウシェ

こちらは右サイドでシンゴとの連携を活かして攻撃を活性化。こちらも22歳の若手。

 

#21イレニケア

スピードを活かして決勝点を奪う。まだ18歳の若者です。

 

#9バガロン

こちらもスピード豊かなアタッカー。23歳。

 

#18南野

前線からの守備で試合を決定づけるレッドカードを誘発。

 

バルセロナ

#1テア・シュテーゲン&#24エリック・ガルシア

意思疎通のミスでレッドカードの退場劇を起こしてしまう。このワンプレーで試合の流れが決まってしまった。

 

#19ヤマル

ゴラッソで同点ゴールを奪う。試合を重ねるごとにすごみが増している。怖いのは負傷のみ。ビジャレアル戦は休んでもいいのではないかと思う。

 

#17カサード

劣勢の中でも体を張ってプレーできることを証明した。試合を自信をつけてきている。

 

#8ペドリ

いつも怪我しないか心配してしまうが、インテンシティの高い試合でもプレーできている。あとは疲労をためないようにしたい。

 

#11ラフィーニャ

豊富な運動量でカウンター攻撃を成立させた。

 

#10アンス・ファティ

怪我から復帰し、残り数分で出場。解説者は期待していたけど、怪我明けの選手がいきなり大活躍することは稀。そんなことができるのはメッシぐらいです。出場機会を得たのだから長い目で見守りたい。

 

#14パブロ・トーレ

ことらも終了間際に投入される。カサード、マルク・ベルナルに先を越されてしまったが、才能あふれる選手なので、練習でアピールして出場時間を増やしたい。

 

総括

モナコ

有望な若手選手が規律ある献身的な守備と個性を発揮する好チーム。これだけの強さがあったら、今期のチャンピオンズリーグのサプライズチームになりそう。ただ、今後ビッグクラブに引き抜かれていくことは間違いないので、冬の移籍市場で奪われないことが前提かな。

 

バルセロナ

エリック・ガルシア退場までは良い感じで試合に入れていたので、この敗戦は忘れてビジャレアル戦に臨みたい。また、過密日程なので、思い切ってターンオーバーをしたい。クバルシ、ペドリ、ヤマル、カサードあたりは休みを取らせて、パブロ・トーレ、エリック・ガルシア、ジェラール・マルティン、パウ・ビクトル、フォルト、セルジ・ドミンゲスなどにチャンスをあげたい。唯一アンス・ファティはまだプレータイムを制限して起用したほうがいい気がします。