親は子を見て成長するのです。
月に何度あるのだろうか、この状況。
「子育て」という単語が辞書には載っていない父親の精神状態。
それをあざ笑うかのように「ぐぅえ!」という種類の言葉のみでコンタクトをとろうとしている2歳児。
「元気があればなんでも出来る」てのは嘘です。
出来ない事も多々あるってことです。
昔「101回目のプロポーズ」というドラマで武田鉄矢が言っていたセリフ
「親は木の上に立って子供の帰りを見つめています、というから親という漢字が出来たのだ」と。
子供を上から見れば、大きく手を開いて「だ~だ、だ~だ」と抱っこを求めてきます。
疲れたので横になって寝ると上に乗っかってきて、まるでどこぞのプロレスラーのように「フライングボディーアタック」をかけてくるし。
木の上になんて立って見てられません・・・
自分が木です。一種のジャングルジムです。
アイボのような知能は必要ありません。
一日中抱いていられる腕力と15,6kgの体重を支えられるボディがあればいいのです。
その為に筋トレします。
それでダーツ上手くなればいいのにね。。。
まるっきり寝る気配が無く、途方に暮れている間に寝てしまったようです。。。
ん?
あああああああああ
俺が寝てた!!!!!
あわててリビングに駆け込む。
テレビの前で座ってます。
「ほら、寝るぞ」 「ん~ん」
「何、寝ないのか?」 「ん~ん」
「どうしたいのよ?」 「ん~ん」
会話というものが一体どういうものなのか「体」で覚えこませるしかないようです。
泣きじゃくる子供を寝室に抱いて運び、ベットに寝かせ、今度は逃亡しないように部屋に鍵をかける。
テケテケッテッテッテ~~~~
カリスマはレベルがあがった
力が1増えた
すばやさが1増えた
かしこさが2増えた
「寝るときは鍵を掛ける事」を覚えた
体を揺すられ起こされる。
カリ妻だ。
1時30分。
ちっ、寝ちまったのか・・・
親としてちょっとだけ成長した日になりました。
当分、いいや・・・
てか、カリ妻!
遅くねえ????!!!!