こんにちは、もっとんです。

 

 

 

 

グループや集団の中で意見が割れているとき、みなさんなら、どうしますか。多数決で答えを出すべきなのでしょうか?それで目的は果たされるのでしょうか?全員で一つの答えになるように努めるのが、最善の道なのでしょうか。

 

 

多数決について、自分が考えるきっかけになった出来事がありました。先日、公園にいたとき、砂場で子供たちがけんかになっていました。

 

 

   (まず、Aくんが1人でトンネル作りをしているところにBちゃん が加わりに来ました)

   Bちゃん「いーれーてー」

   Aくん「いーいーよ」

   

   (その後、Cちゃん、Dくん、Eくんも加わり、5人でつくることに なりました)

 

    全員「「「「「できた!!」」」」」

   (トンネルの両入口から手を入れると、奥で握手できるほどしっかり掘れました)

   

   皆で喜びあっていたのですが、その後、飾りつけをするかしないかでケンカになっていました。

   

   Bちゃん・Cちゃん・Dくん・Eくんは【花や実などの飾りつけをしたら完成】と主張し、

   Aくんは【これで完成。飾りつけは一切したくない】と主張していました。

   

   Bちゃん「なんでー?飾ったほうがかわいいよ?」

   Cちゃん「きれいなお花ならいいでしょ?」

   Dくん「実をひろってきたよー、飾ろうよー」

   Eくん「そうだねー」

 

   Aくん「やだ!花なんてやめて!!やめてよー!!」

   何度もAくんが訴えていましたが、飾りつけはどんどんすすんでいきました。

 

   4人が周りで摘んだり拾ったりして集めてきた、花や実が飾られていきます。

 

   Eくん「みんなー、Aくんが嫌だ、って言ってるよー。Bちゃん、(Aくんが)嫌なんだってー。」

   Eくんだけは、Aくんの主張を気に留めていました。しかし・・・・・・、

 

   Bちゃん「ええ~?飾りつけしなきゃ完成じゃないよー」

   Cちゃん「だよねー」

   Dくん「そうそうー」

   Eくん「へ~、そうなんだ~」

 

   Eくんとしては少し疑問顔ではありましたが、さらっと、他の3人の主張にのみこまれ、

   ほぼ同化してしまいました。

   そのあいだにも、飾りつけは更にすすみ、デコレーションケーキのようになった頃・・・、

 

   Bちゃん「できた!!これで完成!!」

   Cちゃん「かわいいよねー」

   Dくん「うんうん」(^◇^)

   Eくん「できたねー」

   Aくん以外の4人は喜び合っていました。

 

   一方、Aくんはぷるぷる震えながら顔をゆがめて、ついに感情が爆発しました。

 

   Aくん「ひどい!!なんで花なんか飾るの?!こんなのトンネルじゃない!うわァ~!(大泣)」

    と叫びながら、トンネルを足で蹴ってこわしてしまいました。

 

   その後は、もう・・・、

   4人とも、

   「Aくん、ひどいー!」

   「そうだよー、みんなで作ったトンネルこわしたー」

   「あやまってー」

   「あやまんないの?もうAくんとは遊ばないー」

   「だよねー」

 

   怒り泣きしているAくんを砂場に残し、4人は、公園内の他の遊び場へ移っていきました。

 

 

後編へ続きます。