ロータスエリーゼS1の色褪せる部位 2 | のっちのエリーゼ日記

ロータスエリーゼS1の色褪せる部位 2

次にシフトノブのこと。エリーゼS1の中古車で、鏡面のごとくテカテカのシフトノブを見たことがない。または違うものに交換されていることが多い。実はのっちエリーゼもそうだった。当初はこんなのが付いていた。

感触も悪くないけど、シフトポジションの表示もなく素っ気ない。だもんで、オリジナルを新たに購入して更にメッキ加工もしてもらった。メッキしてもらったのはネットで調べた、狸の里にある車関連工場である。ダンプカーのフロントパーツのメッキなどをされており、事務所にはメッキの狸が置いてあった。そんな工場にこんな小さな部品を持ち込むのは少し気が引けたが、厳つい社長は引き受けてくれた。とてもいい値段だったけど。

ここで注意点がある。まず、オリジナルシフトノブはネジ穴が貫通しているので、装着する際には際限なく入っていくので注意されたい。次に、シフトポジションのシールは、最適な位置がしっかり決まってから最後に貼るように。安易に貼ってシフトポジションの表示の向きが適正でなくなったり、締め過ぎてシフトレバーが突き抜けてシールを破損する様では、誰かさんの失敗と同じである。メカニックは、緩めのロックタイトを施してくれた様である。


当たり前だけどシフトノブは、マニュアルトランスミッション車においては、ハンドルの次に頻繁に手で触れる大切な部分である。触れた感触が良きに越したことはない。今はもちろん手触りもツルテカでとてもよく、ご覧の様にハンドル近くにシフトノブが位置していることもあり、長めのシフトレバーによる操作感は上々である。実はオリジナルのシフトの感触はあまり良くなかったが、これはギアボックス近くのシフトリンケージの取り回しが原因で、ゴムのブッシュを硬いものに交換すると良くなった。また、シフトレバー下のリンケージに適当に注油すると、これまた良くなった。もちろんメカニックはその後適当ではなく、プラスチックが含まれる部分にはそれに見合った潤滑剤を塗布してくれた様である。


結局のところ、1速から5速、及びリバースの操作で、それぞれタッチが違うが、ニュートラルに戻す時、エンゲージする時、いずれもカチッとした良い感触になっている。特に3速がいちばんいい。