中古車市場の不思議 | のっちのエリーゼ日記

中古車市場の不思議

今回は旧フィアットパンダの中古車価格と、クロスポロの中古車価格についての怪。


わからんねんなー。走行距離が10万km超えた旧フィアットパンダが余裕で100万円を超えてる一方で、5万kmより少ないクロスポロが二桁万円。旧パンダはどんどん値上がりしている。

わかるのは、機械的なクオリティの高さがそのまま価格に表れるわけではないということか。はっきり言うと、素性のわからないフィアットパンダなんて自分なら絶対に買わない。もしどうしても欲しくなったら、車体価格+60〜70万円くらいは準備するかなぁ。機関的なリフレッシュと外装のリフレッシュ。仮にイタリアンメカニックの元でしっかり整備されていたとしても、50万は余分に準備したい。乗り方なんて人それぞれで、外装の傷みなんて気にしないのなら話しはちょっと別だけど。


おかげさまで先代パンダは、好調のうちに引き取ってもらったが、今後も引き続き定期的に大小関わらずきめ細かなメンテナンスは必ず必要となるはず。また、アナーキーなボディーフレームも気にし出すとガチでキリがない。内装もそう。しかも各部品は既に欠品となっているものも多い。良きコンディションを確保するだけでも本当にキリがないどころか、物理的にムリにもなってくるのである。

一方クロスポロは、しっとりした乗り味にしっかりした機械感。これは旧パンダの比ではない。街中での扱いやすさ、高速でのスタビリティ、雪道走破性など、本当によくできた車だと思う。好みの問題なのかもしれないが、ゆるキャラが好きとは言っても、ボディーのゆるさについては運転好きならこれはもう無視できなくなってくる。タイア幅を155から145にしてみたり、ショックアブソーバーを柔らかめにしてみたりいろいろトライしたが、ボディーのゆるさだけはそんなことではカバーできない。


いろいろ書いたが、中古車価格なんて結局は欲しい人がいるかどうかなのかもしれない。旧パンダはそれでも欲しい人がいるがゆえの価格ということかな。クロスポロが不人気なのも自分の感覚ではちょっと理解できないけど。

最後に、部長のパンダクロスの左ミラーがきれいに直ってきた。ぶっ飛んだサイドミラーは、イタリアンメカニックが再度使える様に手作業で直したらしい。そういうところが彼のすごいとこなんだよなぁ。