もちろん、お金の事は、主人には言える道理もないし、ある筈も無い。

あったらあるだけ使う人だから・・・。


後は・・・安易だけど、親。。。。困った時の親頼み。。。(^_^;)





はっきり言って、幸運にも、実家はかなり裕福な方だった。


でも、一代で築いた叩き上げの浪花の商人代表という感じの両親。

例え、親兄弟子供であろうとも、金銭面や商売に関して、シビアな考えを持っている。



安易に、お金貸してぇ~~ん! なんて言った日には・・・説教&門前払いだ。



きちんとした事業計画を立てて話を持っていかなくてはならない。


もちろん、あの店にも何回か足を運んで、客筋、客の入り、人通りとかも見て

区役所へも行って・・・地域の人口密度、年齢層、とかも調べなくちゃね!


その上で、と出たら・・・具体的な事業計画だ。

平均客単価の算出、人通り、席数から換算した平均売り上げ金額の予想。


やらなくてはならない事が山ほどある。



私は、俄然、やる気が出てワクワクしてきた。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



何か具体的な目標が出来た時、私はいてもたってもいられなくなる。







明日から、フル稼働や!


悩むのはそれからや!


やったるで!p(^-^)q






なんて言うのかな・・・お店に入った瞬間・・・

そこで働く自分の姿が、はっきりと思い描けたのだ。

いや・・・思い描くというじゃないな。

イメージとして、目の前にそのまま浮かんだのだった。



お店は、20坪位の、割とこじんまりしたスペースで、

内装も、シックで落ち着いた温かい色調で、押し付けがましくない。

座席数は・・・30席くらい・・・か・・・。



『珈琲で、ええか?』



妄想の世界に入っていた私は、西の声に、ハッと我に返った。

私が答える前に、西は店員に言った。



『珈琲、ふたつ!』



相変わらず、人の答えを聞く前になんでも決める人やなぁ~



『どないや?ええ店やろ。( ̄▽ ̄)=3

こんな時間でも、割と人も入ってるしな。』



ふと時計を見ると、3時少し前だった。

お客は、私達の他に4組ほどいた。


俗にアイドルタイムという時間帯だった。

3時~5時位は、飲食店は、一番暇な時間なのだ。

最近の飲食店は、その時間帯を閉めている所も多い。



『もし、仮に、ココを借りるとして・・・

初期費用はいくらくらいかかるんですか?』



『保証金やろ。。。あと、最初の家賃、

それと・・・言いにくいけど・・・

僕の不動産部門の話やから、会社としては手数料は貰わなあかんのや。』



ありゃま・・やっぱ、チャッカリしてはるゎ。(^_^;)

でも、当たり前やし、その方がビジネスライクな感じでええもんな。



『手数料・・・1か月分の20万円ですよね?』



『そう。・・・あとは・・・この持ち主との話し合いやな。

その辺は、うまいこと話もっていってやるから安心しぃ。

内装とか什器備品とかは、一切、請求せんように話はつけたる。』



『じゃ、440万ですか?』



『う~~~ん・・・・多分、そんなもんやな。

あと、名義変更料とか言うてくるかも知れんけど、それも話したる。』



『よく、考えてみます。いい話やとは思います。

でも、私にとっては、ものすごい大金やし、

1回、見たくらいでは、土地勘もないし・・・分らへんから。。』



『そら、そうや。何回か足を運んでみたらええ。

色んな曜日とか時間帯も変えてな。』



もちろん、そうするつもりだ。

その後、私達は、少し雑談して家に帰った。





440万円。440万円。440万円。440万円。。。。。





確かに、あの物件でいうと破格の値段だ。


でも・・・私の貯金は、200万しかない。(´・ω・`)

私だけの力では、到底無理な話だった。


当面の生活費や、住まいとか借りるお金もいる。

100万円をそれに回したとして、340万円足りない。


足りないというのは、ちょっと・・・あつかましいな。





無いのだ!(-_-メ




でも、私は・・・どうにかしてお金を工面したかった。





西は、ホテルの駐車場まで後ろも振り返らずにすたこらと歩く。

私は、それに遅れないように小走りで追いながら・・・


なんちゅーせっかちで、自分勝手に面倒見のええ人やろう・・・と思った。


西の車はご他聞にもれず・・・やっぱりベンツだった。

ベンツって、やっぱり金持ちのステータスなんだろうな。

と、関係ないことを考えながら、車に乗り込んだ。



『まあ、とにかく見てみ。それから考えたらええわ。』



『・・・・でも、そんなお金ないです。無理です。』



『大丈夫、大丈夫!』



なにが、大丈夫なんだよ!そんな金あったら苦労せんわ!Σ\( ̄ー ̄;)



『たしか・・・保証金は400万くらいやったと記憶してんのやけどな。

駅前のビルで、安いやろ~!家賃も20万や。チャンスやで!

ココは普通は法人契約しかせんし、実績があるテナントしか入れんのやけど、

実は、土地は僕のやからな、なんとでも話が出来るんや。』



あなたにとっては、安いんやろけどね・・・( ̄_ ̄ i)



『それに内装も、洒落ててええしな、什器備品全部そのまま使えるんやから、

試しにやるには、最高の条件やで!』



『試しって・・・・(°д°;)』



『ああ、試しって言い方悪かったけどな、

とにかく損はせんわ。あかんかっても保証金は戻ってくるんやし。

内装がもう出来上がって、什器備品付きやで!

そうとう気張ってええ内装しとったからな~、1000万以上は軽くかかっとるわ。』



ソレハ、スゴイデツネ・・・デモネ・・・





そうこう話してるうちに、私達は、問題のカフェに到着した。



一目見るなり・・・・私は・・・









気に入った!(☆。☆)