薬膳の学校も後半戦に入り、
望診とか実践的な勉強になってきました。
先生方から、ここは当然覚えたわよね的プレッシャーが・・
いや、それがですね~という感じで、
焦っております
先日の実習メニューは心脳血管疾患の施膳。
とはいっても、脳こうそくとかになったからの治療ではなく、
あくまで予防ということで、
血瘀(血の流れが悪い状態)や
ストレスなどによる肝気の失調、内熱を改善するメニューです。
メタボリックシンドローム改善メニューとも言えます。
鯖の野菜あんかけ
黒豆ごはん
クラゲと昆布、セロリの和え物
苦瓜と菊花のオリーブオイル和え
この献立は全体的に体を冷やすメニューです。
ストレスにより、肝に熱がこもることがあるので、
これを冷ましたり、肝の興奮を抑える献立だからです。
なので、冬にとるにはちょっと不向きかもしれません。
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鯖は西洋医学的にもDHAやEPAが豊富で
コレステロールを下げてくれます。
この鯖に血瘀を改善する三七人参の粉と片栗粉をまぶしてからりと焼きます。
これに血瘀を改善して、血の流れをよくする紅花をベースに
野菜たっぷりのあんかけにしてあります。
枳殻(きこく)というかんきつの皮を干したものも
気のめぐりをよくしてくれるので、煎じて使います。
具の玉ねぎは体を温め、気のめぐりや消化をよくします。
他にはきくらげやピーマンが入り、
にんにくや生姜、葱など体を温める薬味や豆板醤で
食べやすい味付けでした。
炒った黒豆と陳皮を炊き込んだごはんに
最後に塩もみした青梗菜を混ぜたご飯。
香ばしくてこれも普通においしいです。
黒豆は活血解毒作用があり、血液をきれいにしてくれます。
陳皮は気のめぐりをよくして体を温めます。
青梗菜は血液の熱を冷まし、解毒(デトックス)効果があります。
あまり寒い季節には食べない苦瓜ですが、
今はスーパーでは一年中売っています。
苦瓜は熱を冷まし、肝の興奮を鎮めてくれます。
体を冷やす作用がとても強いので、
この時期にはたくさん食べないほうがいいと思いますが・・
薄切りにして湯通しした苦瓜と、クコの実、
酢水でさっとゆでた菊の花を
生姜、にんにく、塩、酢、オリーブオイルを合わせたドレッシングで
マリネしました。
葱がてんこ盛りですが、
セロリとくらげ、切り昆布の和え物。
セロリも熱を冷ます食材で、
くらげも同じく熱をとり、さらに痰を取り除いて気のめぐりをよくします。
昆布はむくみをとったり痰を取り除く働きがあります。
意外にも昆布は体を冷やす効果が強い食材でした。
それぞれ、戻して湯通しし、
生姜、白ごま、醤油、酢、ごま油のドレッシングで和えてあります。
今回ねぎは千切りにして生のままだったのですが、
辛みが強いので、水にさらすか、湯通ししたほうが食べやすいかも。
薬膳では調理ではあまり食薬としての効果は変わらず、
食材の組み合わせを重視するので、
この辺りはそれぞれ好みにアレンジしてもいいですね。
昨日はコメント欄開けっ放しでした。
毎回閉じる設定、忘れそうです。。