インド映画って定期的に話題になりますよね。
古いので言えば『ムトゥ 踊るマハラジャ』、最近ので言えば『RRR』とか。
この映画は10年くらい前に話題になっていました。
絵の鮮やかさがすごいですね。
コントラストって言うんでしょうか、色のメリハリが効いてて綺麗です。
それだけじゃなくてシーンの構図とか撮り方とかこだわりがすごい伝わってて、見どころになるシーンがたくさんありました。
ただ、それがありすぎというか。
個人的には目に刺激が強すぎに感じましたね。
こういう派手な映画が好きな方にはいいかもしれませんけど、僕はちょっと落ち着いた映画の方が合うみたいです。
こう言う派手なシーンは2時間前後の中に数個だけの方が余計に目立っていいと思いますし。
ちょっと気になったのはスローモーションが多かったところです。
多少入るのは構わないんですけど、間髪入れずスローモーション入れてくるのでもどかしい気分になりました。
ここのスローモーションがなければもう少し短くできるんだろうけどなぁ、って思いました。
この映画の2時間20分は自分にとっては長かったので。
そういうのも邪魔してか、ストーリーが全然追えませんでした。
多分、文字で見るとそんなに難しいストーリーじゃないんですけど、映像の演出に注意が行っちゃったことと、髭面の顔が濃い人たちがいっぱい出てきて。
韓国の映画でもありましたけど、外国の人って見分けがつかなくて苦労するんですよね。
そのせいで途中で回想に入ったのが分からなくて、主人公の父親の話になっていたのに気づかなかったものだから、何が何だか分からない状態で観てしまいました。
後であらすじ全編をネットで読むと全然難しい話じゃなくて。
自分の集中力とか理解力のなさを痛感しました。
自分には派手すぎる映画だったな、というのがまとめです。
多分、あぁいうアクションとかも人によっては楽しめるんでしょうけど、ちょっと現実離れしすぎてて笑ってしまって。
そうなるとちょっとしたことがおかしなことに思えてきて「バーフバリ!」って群衆が大声で言っているのさえ笑えてしまって。
「ミキティー!」って叫ぶだけで笑える、みたいな 笑
あぁいう過剰演出を笑うのがインド映画の楽しみ方なのかなと思えてきてしまいましたね。
作り手側は大真面目でこれを作っているとしたら、そういう見方をされると不服でしょうけどね 笑
ド派手なエンタメ好きにはいい映画だと思います。
僕には栄養過多なので続編までは観なくてもいいかな。
