今後、重たくて気が落ちるような映画を観る予定があるので、闇堕ちしないように気分が上がる映画を観ました。
YouTube映画のまとめ系動画によく名前があがっているので調べてみると、キャストが豪華なのになんで知らなかったんだろうと思いましたが、公開当時はあまり話題にならなかったんですかね?
多分、僕が「何か映画観るかなー」と思って選ぶ映画ではないと思うし、珍しく「気分が上がる映画を観よう」ってなったから出会った映画だと思います。
ふだん「気分が上がる映画を観よう」とはならないので 笑
確かに観終わった後は清々しくなりました。
登場人物のイヤなものが全て落ちて、よいものが手に入った、あるいは残ったという感じ。
多少、ご都合主義な感じもしますが、まぁ許容範囲かなとは思いました。
あまりカテゴライズするのは好きではないのですが、この映画はコメディに分類されると思います。
キャメロン・ディアスはコメディ映画で輝く俳優ですね。
昔観た『メリーに首ったけ』などの映画で表情がころころ変わる感じはかわいらしくもあり笑えました。
それから何年も経ってますけど、健在でした。
泣きたいのに涙が出なくて、力ずくで泣こうとしてるシーンはおかしかったですね。
それと、お互いの住まいを交換して慣れない生活を始めるシーンも面白かったです。
新しい生活を送るシーン、それがよいものであれ悪いものであれ個人的に好きなんですよね。
ちょっと性格の悪い言い方になりますが、異世界に放り込まれた人間を観察するのって面白いです。
どちらかと言うと、新しい環境に戸惑って欲しいので、キャメロン・ディアスの方が楽しめました 笑
僕は映画の最初の方は退屈してしまうことが多いんですけど、このシーンがあったおかげで初めから退屈せずに観ることができました。
脚本家の老人の役割は大きかったですね。
こういうキャラクターって主人公のこれからの道標になることが多くて、この映画でも初めはケイト・ウィンスレットを理解し励ます立場でした。
それが話が進むにつれ、この老人がケイト・ウィンスレットの助けによってしっかり歩けるようになったり、今まで嫌っていた祝賀会に参加したり、逆に元気付けられるようになっています。
こういういい人間関係を見ると、前向きな気持ちになれますね。
僕のこの映画を観た目標達成です 笑
ちょっと物足りなかったのは、最後にキャメロン・ディアスが泣くシーンが欲しかったなぁ、と。
前にも書いたとおり、泣きたくても涙が出なくて、どうにか涙を流そうとするシーンが数回ありました。
なんらかの感情の欠如の表現だと思うんですけど、ジュード・ロウやその娘たちとの関わりの中でそれを取り戻し、涙を流したらいいシーンになりそうじゃないですか?
それがケイト・ウィンスレットの幸せに対する嬉し涙だったらなおさらだと思ったんですけどね。
ベタと思いますが、こういう映画ならよくないですか?笑
もしかして見逃してるかもしれないですけど。
ふだんは暗めの映画ばかり観ているので、たまにはこういう映画を観るのもよかったですね。
これで心置きなく重たい映画が観れます 笑
ただやっぱりこういう映画は僕にとって頻繁に観る映画ではないかな、とも思いました。
何作もこういう作品を観たり、もう一回観たりするとご都合主義が気になってしまうでしょうから。
まぁでも、これから年末に向けて何かいい映画ないかと聞かれたときにオススメできる映画ができたのでよかったです 笑