夏休みという時期もあって、子ども向けの映画をテレビでよく観ます。
この作品は以前観たことあるんですけど、テレビで放送されていたので久しぶりに観ました。
やっぱりいい作品ですね。
設定が分かりやすいのは個人的に嬉しいです。
子どもの悲鳴でエネルギーが賄われていて、子どもの悲鳴を多く出させたモンスターが優秀な社員であること。
子どもや人間界のものがモンスターの世界に入ると、とっても危険な存在になること。
これだけのルールが頭に入っていれば、難しいことを考えずに見れますから。
でも、他の映画にはあまりないような設定もあって、こういう映画の主人公って落ちこぼれが多いけど、それがある子どもとの出会いをきっかけに大手柄を上げるみたい話になりがちだと思うんですけど、この映画は最初からエリートなんです。
主役がエリートのモンスターって分かってからは「お、この映画、今までの映画と違うやん」ってなって、最初のつかみからやられた感じでしたね。
僕が好きなのは、悲鳴よりも笑い声の方がより良質なエネルギーになることが分かるところです。
子どもを笑わせたらエネルギーになるなんて、人間にもモンスターにもいいことしかない。
Win-Winってヤツじゃないですか。
この設定はこういうモンスター映画でよくある、子どものトラウマみたいなものを負わせるのを防ぎましたね。
もしモンスターがクローゼットから出てきて驚かす存在のままこの映画が終わってたら、これを観た子どもたちの何人かは夜中にクローゼットを観るのが怖くなっていたかもしれません。
子どもってちょっとしたことを怖く感じて、それをずっと覚えてたりしますから。
こういうあまり怖くない映画のシーンでも、頭から離れなかったりするんでしょうね。
けど、この映画みたいにクローゼットからオバケが出てきても笑わしてくるだけだと言ってしまえば、子どもも変なトラウマみたいなものを負わなくて済むんです。
作り手側がそこまで配慮したか分かりませんけど 笑
僕は感性がまだ幼いのか、こういうアニメーション映画はすごく楽しめちゃいますね。
今後も何回でも観れそうです。
機会があれば、次作の『モンスターズ・ユニバーシティ』も観てみたいと思います。