前作は映画館での鑑賞やディスクレンタルなどせずにブルーレイを買ったんですが、今回も前もって観ることなく買ってしまいました。

題材からして、絶対自分のツボって分かりますから。

予想どおり、ツボでした。


アニメーションの利点は、現実では再現不能なことが思い切りできることだと思います。

この映画で言うと、ラストのコンサートのステージの仕掛けだったり、ワイヤーで釣られてあれだけ振り回されながら唄うシーンなんかは実写じゃ再現できなかったでしょう。

CGを使えばある程度はできるでしょうが、限界はあると思います。

アニメーションだからあの大がかりなセットができたし、人間離れしたアクションもできたんですよね。

アニメーションの利点を最大限に活かした作品だと思いますし、現実では絶対に観ることができないコンサートが観れて僕は大満足です。


子どもが見やすくストーリーが簡素化されてたり、複雑な心理描写みたいのが省かれているので、気楽に観れるのも個人的に嬉しいです。

ただ、ポーシャの心理描写は省きすぎかなぁと感じました。

お父さんが逮捕されたのに無関心でしたからね。

無邪気でわがままなキャラクターでしたけど、お父さんが捕まればなんらかのリアクションはあると思うんですけどね。

あと、クレイが立ち直るきっかけもちょっと弱かったですね。

アッシュが唄ってるのを聴いただけで「またやったろか!」ってなるもんですかね?笑

アッシュが唄っていたのが自分の曲で、挫折から立ち上がることをテーマにした曲だったとかなら立ち直るのも納得できたんですけどね。

子どもなら気にならなかったかもしれませんけど、僕はそのへんが少し気になりました。


少し気になるところもありましたが、ブルーレイを買って損はなかった作品でした。

純粋に夢を持って行動することの素晴らしさが感じられました。

今後も何回も観る作品になると思います。

また続編を作って欲しいです。

20話くらいの30分アニメになってくれたらさらに嬉しいですね。