ホラー映画って、あるときを境に進化が止まってるんじゃないかと思ってしまいました。
なんか見たことあるなぁってシーンが多かったです。
電話している相手が高いところから落ちてきて目が合ったり、布団の中にお化けがいたり。
それに、急になにか出てくれば誰でも驚きます。
それは驚いただけであって、僕が求める怖さではないんです。
僕は、急にお化けが現れるより、じわじわ近づいてくるお化けだったり、だんだんと恐怖の真実が判明する方が怖く感じます。
けど、後者で怖がらせる映画って作るのが難しいんでしょうね。
前者で怖がらせる作品が量産されるホラー映画の界隈はつまらないですね。
呪われた家系とかも、もういいかな。
巻き込まれるべくして巻き込まれるんだけど、血統のおかげで不思議な力が働いて助かる、みたいなパターンも飽きてきてます。
どんなピンチであっても「この人死なないんでしょ?」ってなってしまいますから。
これも僕の好みなんですけど、ホラーとかパニック映画って、理不尽に巻き込まれる方が絶対怖いと思います。
もうひとつ僕がホラー映画に求める理不尽の話をします。
人を襲う化け物に悲しいエピソードは要らないので、理不尽に人を襲って欲しいんです。
化け物に人を襲うのも仕方ないような辛い過去とかがあると、その化け物をかわいそうな目で見てしまいます。
それでホラー映画を観る気持ちが冷めちゃうんですよ。
理由もなく人を襲う方が、ただただ怖い化け物だと思います。
それが僕の理想の化け物ですね 笑
自分が知ってる心霊スポットを舞台にした映画だったので期待してたんですけど、残念な作品でしたね。
いいところを探そうとしても何もありませんでした。
レンタルDVDで観たんですけど、映像特典の予告編で入っていた "恐怖回避バージョン" みたいな方が面白そうでしたね 笑
この映画を観て得たものは、ホラー映画は理不尽に人を襲う化け物が出てきて、理不尽に巻き込まれる方が怖いってことが再確認できたことですね 笑