この映画を観たのはレンタルで、まだ準新作の頃でした。
GEOまで車で片道20分もかかるので、1泊で返さなければいけない新作は借りるのは躊躇ってしまいます。
GEOに行った次の日に、また片道20分もかけてGEOに行くのはちょっとキツいからです。
1週間レンタル可能な準新作になるのを待って、やっと借りて観ました。
ふつうにいい作品でしたね。
飽きることなく、楽しんで観れました。
よくある男と女の入れ替わりものと思ってましたが、ちょっと一工夫してあり、タネあかしの瞬間は少し唸らされてしまいました。
タネあかしからの展開もテンポよくて観やすかったです。
ラストも甘ったるいハッピーエンドでしたけど、嫌いじゃないですね。
後日、通販で安くなってるいるのを見かけて、ブルーレイを購入しました。
ストーリーだけではなく、風景だとかカット割りだとか細部にもこだわりを感じました。
ただ、そのせいで気になるものも映り込んでいました。
ひとつめは巫女として舞うシーン。
舞いの音楽を流すCDプレイヤーが一瞬映るんです。
秘境に近い田舎の儀式なのに、音楽は今風にプレイヤーなんだ…と気になってしまいました。
そこは生演奏にして、田舎特有の古きを重んじるところをアピールしたり、演奏する神官を描いて神秘性を描いたり…じゃなかったのかなぁと。
ウチの近所の神社の祭りは、今でも生演奏ですからね。
演奏する神官がいないくらい人手不足なド田舎って表現したかった、とも考えられなくもないですけど、個人的にはあのCDプレイヤーが映り込むより、神官が演奏している方が幻想的なシーンになりそうでいいと思ったんですけどね。
もうひとつは主人公の女の子が(中身は男ですが)坂道で自転車をこぐシーン。
パンチラしてましたけど、そこは見えそうで見えないでよかった気がします。
身体は女でも中身は男だから、スカートがめくれてるのなんか気にしてない?
緊急事態で必死で自転車こいでるからパンチラなんて気にしてられない?
そのへんの心理描写だったんですかね?
それにしても、このアニメ映画で、こんな中途半端なお色気はいらなかったんじゃないかなぁと気になってしまいました。
気になったのはそのくらいです。
誰でも楽しめる、ホントにいい映画だと思います。
あれだけヒットしたのも分かります。
けど、この映画が泣けると言うのはちょっと違う気がしますけどね 笑