選んで選んでたどり着く普通なんだろうっていう話☆
宮藤官九郎さんの、
『ロケット☆ボーイ』を読んだ。
読んだのと合わせて、ドラマも観た。
サラリーマン小林、田中、鈴木の三人。
それぞれに夢や理想を胸にしまい、当たり前の大人として生きている。
ある日、野球場で偶然出会った三人は、ともに過ごす内に、『本当に自分のしたいこと』について、真剣に考え始める。。。
クドカンにしては、珍しい作品。
ジャニーズが主人公でなく、
年齢設定も30歳と高い。
お馴染みメンバーもほぼいなく、
しかも、全7話と短め。
でも、紛れもなくクドカン作品。
そう思える、いい作品だった。
元々は、相方であるRYUHに勧められた。
俺は全然この作品については、
知らなかったのですが、
いやはや、流石だな~と思った。
クドカン作品には、
青春がたくさん詰まっている。
友情、夢、彼女、家族、生き方。
個性豊かな登場人物と、
まるでお笑いみたいなやり取り。
基本はギャグ調で進んでいきながら、
シメるとこは、グッとシメてて。
クドカン作品に共通するのは、
そんな無茶苦茶な世界観にもかかわらず、
何故だか妙にリアルなところ。
『普通』というキーワードが、
異質に思えるところから、等身大の悩みや葛藤、苦しさや切なさとなって、自己投影させやすくしている。
みんながみんな、
強くもなくて、
みんながみんな、
弱くもなくて。
長所と短所が、常に表裏一体。
流されて、選ばされるんじゃなく、
自分で考えて、掴みとる、『普通』。
普通になること自体が、
別に悪いことじゃない。
クドカンの描く『普通』は、
実は色んな意味が、過去が、選択が、
たくさんの『普通じゃないこと』を経て、
たどり着いた先の『普通』で、
だからきっと、
そんな『当たり前だから。』
みたいなことが、
すべらかく青春に昇華されている。
地味な、目立たない、
そんな日常の中にだって、
別に特別なことじゃなくたって、
普通の中にだって、
色んなドラマがあるんだ。
多分、
あのドラマに、
ジャニーズや、若さや、お馴染み感がまるでないのは、
きっと、そういうとこもあるんだろう。