5053
お久し振り。
つぶやいてはいましたが、日記の更新はずっとしてなかったね。
さっきニュースで、
宮城県警の調べで、
津波などの被害での死者の数は5053人だそうな。
このままだと、1万5千人超えの見通しなんだって。
宮城県の人が、同じ土地を踏む人が、沢山の人が死んじゃった。
少し振り返って、奇しくも3/11は僕のやっているボーカルユニット「Color」の相方であり幼なじみのショウの誕生日だったんだ。
その日は仕事で仙台パルコに出勤してて、
その日は2人出勤だったんだけど、お昼休憩は2人とも回り終わって、
丁度僕のお客様が来店されて、
あ、その前にお話ししとかなきゃならないのが、僕3/21で今の職場を退職するんだったんですよ。
んでそのお客様が花束を持ってきてくれて、
いままでありがとうって。
めっちゃ嬉しくて、いつも通り他愛も無い会話してて。
そんなときに地震が来て。
一応パルコの防災訓練は毎回受けてて(パルコのスタッフの中でも皆勤賞なぐらい毎回出てて)、
すげぇきっちりお客様を非難させる事が出来たんだけど、
地震って、あんなに揺れるんだね。
特に7Fフロアって事もあるんだとおもうけど、とにかく揺れたんだ。
ほんとにもう終わりだと思った。
周りの什器は倒れるし、他店のガラスは割れるし、停電するし、下のフロアから女性の叫び声は聞こえるし。
最初の揺れのときは「また地震だねぇ」なんてのん気な事言ってたのに、
こんなことになるなんて思ってもみなかった。
でもとりあえず無事でした。
家族も、もちろん相方も。
地震があったその日の夜から実家に来て、家族の安否も確認して、そのまま一緒に生活してるんだけど、
その地震の次の日かな?
ショウが家に訪ねてきてくれて。
やっぱ顔を見ると安心するもんだね。
テレビを見てるとさ、沢山の方が亡くなってしまったり、
家族の安否を確認できないままいる人達が沢山いて、
避難所で沢山の方たちが苦しんでいて。
地震から3日間ぐらいは僕も被災者としての実感が強くて、
電気もつかない水も出ない。
せめてもの救いはちっちゃいガスコンロとガスボンベがあって、
あったかい御飯が食べれて。
でも懐中電灯の光だけで。
電池が切れかけて必死に部屋中の電池をかき集めて。
寝るときも寒くて。
本当に大変な生活をしていたんだけど、
徐々に電気が復活して、水も出るようになって。
そうなってくると、テレビに映し出される光景がまるで他人事の様に感じてきちゃうんだよね。
日中外に出てみると、
いつも通りの空。
いつも通りの風。
むしろいつもより温かく感じる日の光。
凄くゆっくりとした時間が流れてて、
なんでもないいつも通りの日常の匂いがするんだよ。
子供達はのん気におっかけっこして、
笑い声が響いてて、
校庭ではサッカーしてて。
でも、ちょっと視点を変えると、
水汲みの為に長蛇の列が出来てて、
スーパーには朝から食糧を買うために並んで、
ガソリンスタンドの長蛇の列には、無人の車が立ち並んでて。
やっぱりいつもと違うんだよね。
僕はこうやって家族と一緒に入れて、その温かさとか優しさ、大切さ、
改めて感じる事ができているけど、
いまも同じ土地の少し先では寒さに震えて、空腹に耐えて、闇に恐れる日々を過ごしてる人がいる。
でも正直、その人たちに対してなにかしてあげたいとかなにかできないのかとか考えては見るけど、
今の自分の平穏に甘えて結局なにもできないってかしないんだよね。
被災者ではあるけれど、なんかこう、麻痺してくるんだよね。
毎日することもなくて、せっかくこんなに時間があるんだから楽曲制作をしようと思って曲作りもするけど、それもずーっとやっていられるような事でもないし、
そうすると、暇だな、退屈だなって思っちゃうんだよね。
ごめんなさい。
「僕には歌うことでしかできない。」
って言うほど立派なアーティストではないけど、
それでもなにか意味があるのなら歌いたいなって。
結局そこに行き着くんです。
ありきたりだけど。
苦しんでる人たちを助ける歌を唄おうなんて思ってません。
僕はいつも通り、僕らの歌を聴いてくれる人と共有できる時間を楽しめたら。
楽しんでもらえたら。
僕らの歌声に感動してくれたら。
それだけです。
僕が思うアーティスト論は、
「今過ごしている現実という世界とは違う、別の世界に連れて行くことが出来る。」
それは今が幸せとか不幸せとか関係なく、音楽を通して作り出した世界に入り込んでもらえる、そんな世界に連れ込む事ができちゃう。
そういうアーティストが凄いなって思うんだよ。
一瞬でも良い。
僕らの歌によって心の重石を軽く出来るように、言霊を届けたいと思います。
相方と一緒にすぐ合流して唄えるかは分からないけど、
来週辺りからストリートとかしようと思います。
そういえば、地震の後の3/15。
職場に入れるようになったんで片付けに行ったんだ。
でも電気がつかなくて、微妙に入る遠い窓からの光と懐中電灯の光の下での作業だったんだけど、
荒れた店内の床に、こんなことがあった後でも必死に、でも鮮やかに咲いてる花束があったんだ。
今でも良い香りがして、綺麗に咲いてた。
人間はもっともっと強い生き物。
小さな花でさえ、束になればこんなに強く生きて希望を与える事が出来るんだから、
人間はもっともっともっと強い。
でも一人だと脆い。
助け合って、支え合って、強く生きていけたら。
そう思います。
被災して亡くなってしまった方たちの分、いやそれ以上の笑顔を届けたいと思います。
でゎでゎ。