昨日のおもちゃ病院で入院させた任天堂Switchのコントローラー。
左側のコントロールスティックがグラグラで操作できないとのこと。完全に倒れこんでいます。
どうやって分解すればいいのかわかりません。
透けて見えるネジの上の部分がプラスチックの蓋のように見えたので、「隠しネジに違いない」と思い込んでドリルで1か所穴を空けました。
空けてみて、「これは隠しネジじゃない」と気づきましたが、後の祭り(笑)。
さらに観察して、穴を開けなくても分解する方法がわかりました。
コントロールスティックの軸が折れていました。
1.5mm丸の真鍮棒を芯に立てて接着で、修理自体は簡単に終わりました。
問題は間違えて空けてしまった穴の処理です。
穴あけポンチでアクリル板をくり抜いて直径2.5mmの丸板を作り、
穴にはめ込みました。
さらに上からレジンを流し込んで紫外線を当てて硬化。耐水ペーパーではみ出した部分を削って…
元通りとはいきませんが、ちょっと見にはわからないほどには復活。
コントロールスティックも問題なく動きます。
組み立てを終わって無事に完了と思ったら、机の上にネジが2本!
再び分解して調べたものの、何度見直してもどこに入っていたネジだかわかりません。
操作には何の支障もないので、「何もなかったことにしよう」(笑)と組み立て直しましたが、やはり気になる。
再び分解して隅から隅まで調べ直し、思いがけないところにネジ穴を発見。今度こそ完全に解決です。
今回は「(穴あけなど)おもちゃに手を加えるときは慎重なうえにも慎重に」、「ネジの位置はメモか図解を残しておく」というおもちゃ修理の原則を怠ったためのミスでした。
いつも人には注意するのにね(笑)。