そういえば。

林檎は昔、17歳だった。



















 
あの頃は……

退屈な毎日にうんざりしてて、 

ダラダラと年をとる自分に嫌気がさしてて、

やりたいことも夢も目標もなくて、

周りのチャラさ(若さかな)に呆れてて、

そんなことは言えずに薄ら笑いで取り繕ってて、

人生そんなもんだって悟ったつもりで諦めてて、

そんなこと思うのは思春期の今だけだと知っていて、

そのくせ何かを求めてもがいてた。





















まだまだ青かった林檎の芽は、

ぐちゃぐちゃ考えてばかりで、

こんな年のとりかたするなんて

思ってもいなかったよ。













 









だけど。

大切な人が傍にいて、

問題を先送りにして、

何だかんだ言っても、

それなりに楽しんでる。






そのことは、あの時から変わらないね。























まだまだ青林檎だから。







梅雨はキライ。


21年も生きていて、今更気付いた。


21回もやって来ては去り、何様ですか。


不幸を運ぶように来て、湿気だけ残して勝手に帰る。


今年もまた、梅雨がきた。

























「五月病なんじゃない?」


そう言われてハッとした。


そういえばやる気がしない。


いつからか日々がむなしい。


つまんない。


楽しくない。


笑えない。


響かない。


沈黙。


退屈。


憂鬱。


無音。


虚弱。


怠惰。


死。




















……なんてね。


こーゆー気持ち、生きていれば


誰にだってある。


でも、それがないのが僕だったはず。


長所は悩みがなさそうなこと。


特技はストレスを溜めないこと。


それが僕だったはず。


あれ。


そういえば僕は弱い生き物だった気がしてきた。




















「君には、梅雨はつらいんだよね。


私に、君から梅雨を取り除く術があればよかったのにね。」























そんなことを言ってくれた人は、


偶然会って、


久しぶりに会って、


一言目にそう言ってくれた人で、


僕がずっとずっと、大切に思う人。





















そうか、僕は梅雨がキライだったんだ。

























キライな理由はなんだっけ。


小3のとき、病院のベッドで過ごした梅雨だから?


中3のとき、大事な人がいなくなった梅雨だから?


アスファルトに滴るにおいが鼻につく梅雨だから?


大切な人が何度も何度もいなくなった梅雨だから?


雨がキライだから?























わからない。


けれど。


僕以上に何も知らないあなたは、


まるで全てを見通すように、


まるで寄り添うように。


僕の気持ちをすくってくれた。


ありがとう。

























だから、


がんはるよ。


約束する。








林檎です。

みなさん、いかがお過ごし?






本日の妄想彼女はこちら。



ショートボブの女性を描くことになったので、

その練習に。

構図が前回と被りました。

どうやらお気に入りのようです。



この見下した目線…。


もしや林檎はドMなのか!?

















なんてね。