そういえば。
林檎は昔、17歳だった。
あの頃は……
退屈な毎日にうんざりしてて、
ダラダラと年をとる自分に嫌気がさしてて、
やりたいことも夢も目標もなくて、
周りのチャラさ(若さかな)に呆れてて、
そんなことは言えずに薄ら笑いで取り繕ってて、
人生そんなもんだって悟ったつもりで諦めてて、
そんなこと思うのは思春期の今だけだと知っていて、
そのくせ何かを求めてもがいてた。
まだまだ青かった林檎の芽は、
ぐちゃぐちゃ考えてばかりで、
こんな年のとりかたするなんて
思ってもいなかったよ。
だけど。
大切な人が傍にいて、
問題を先送りにして、
何だかんだ言っても、
それなりに楽しんでる。
そのことは、あの時から変わらないね。
まだまだ青林檎だから。
