ショートとロングどっちが好き?
参加中♪
「え・・・・・・・。」
「光には、辛い現実を味わわせたくないのよ・・・。」
「・・・・・・。」
「そーよね。黙りたくなるよね・・・
ごめんね。奈美子ちゃん。」
「いえ!
そーいう事じゃなくて・・・
光に教えないということは・・・・
余命3ヶ月ってことを知らずに・・・・・」
「ま、簡単にいうとそんな感じかな・・・・。」
「・・・・・・。」
「ごめんね。奈美子ちゃん・・・・。」
「その・・・・・
言い訳というか・・・さっきのような時、どー答えればいいんでしょ・・・。」
「ただの寝不足って答えれば大丈夫♪」
光のお母さんは、どーしても無理に笑っているようにしか見えなかった・・・。
「わ、分かりました。」
そんな話をしていたら、一階に着いた。
「さぁ、朝ごはんにしましょうか♪」
光のお母さんが、コンビニ袋から色々と出した。
「塩おにぎりと、ツナマヨと、鮭と、サンドイッチと、メロンパン・・・
買ってきたんだけど・・・奈美子ちゃんはどれがいい?」
「私は、どれでもいいです。」
「遠慮はいらないのよ。」
「えー・・・でも・・・・・・・」
「一応、奈美子ちゃんが好きそうなものを買ってきたんだから・・・」
「では・・・ツナマヨと鮭をもらいます。」
「はい!ツナマヨと鮭!」
「ありがとうございます。」
「可愛いわね。奈美子ちゃんは。」
「え?」
「そんな照れなくたっていいのよ」
「照れてませんよ!」
「あら。若いんだから。」
なんか、光はお母さん似だな~と思った。
朝ごはん(?)を食べ終わり・・・
光の病室に向かうと・・あの時の先生がいた。
先生は、私に気づかず、通り過ぎていった。
先生は、やたらと資料を持っていた。
手に持てなくなるくらいに・・・・
先生も忙しいんだな~と少し思った。
でも・・・・・・・・。
それは、深く私たちに関わっていた・・・・。
そうとも知らずに私はそう感じていた。
光の病室に着くと、光は窓を見ていた。
窓に映る光の顔が見えた。
それは、とても切なそうな顔だった。
いつも見せない顔・・・・・
見ていた私に気づいた光は、急に
「何、そこで立ち止まってるんだよ。」
って、ごまかしていた。
「べ、別に・・・・・・」
そう言いながら、私は光の所まで行った。
「別にとは、何だ。お父さんにそんな言い方をするなんて!」
「光は、私のお父さんじゃないでしょ!!!!」
「ま、そんなに怒らずに・・・」
「あんたが、怒らせたんでしょ!」
そうやって、また笑い出す、光。
さっきの切ない顔はどこへ行ったのだろう?
それとも、無理に笑ってるのだろう?
そう思って、さっき切なそうにしていたわけを聞こうと思ったら・・・
「俺、ちょっと外の空気吸ってくる。」
「待って、もうすぐ朝ご飯の時間だよ!」
「それぐらいには戻ってくるから!」
そう言って、光は病室から出て行った。
光のあとを追いかけようとした・・・。
でも、なぜか体が動かなかった・・・。
「私・・・疲れてるのかな・・・。いや、そんなことない!」
そう言ってたら、看護婦さんが来た。
「あれ?光くんは?」
そう言われて、
「今、出て行きました。」
「どこに?」
「私もわかりません。」
「あら。じゃあ、帰ってきたら、教えてね。」
そう言って、看護婦さんは出ていった。
光・・・・遅いな・・・
看護婦が来てから・・・20分も経った。
これは、さすがに探さなければ・・・と思い、私は病室から出た。
光が行きそうなところ・・・
それってどこだろう・・・・・・・。
光が好きそうなところなんて・・・・・
迷いながらも、売店や、一階、一階の公園、を見た。
けど・・・いなかった・・・。
外ってどこのことだろう・・・・・。
他に行く場所なんて・・・
そう思いながら、エレベーターに乗ると・・・
屋上というボタンがあった。
((ここかも・・・・・・))
最後の賭けに私は屋上ボタンを押した。
エレベーターのドアが開くと、屋上が見えた。
フェンスの前に光がいた。
「光・・・・・・・・・。」
思わず声に出してしまった。
だけど、光は気づかなかった・・・・・。
あれ?と思い、光に近づくと・・・・
光は泣いていた・・・・・。
「ひ、光!!!!」
また、声に出してしまった。
光は振り向かずに顔も合わせようとしない・・・。
「ねぇ。光、どーしたの?」
心配になり、声をかけた。
「俺って・・・・・・・」
「え?」
「俺って・・・・・・。」
「??????」
「俺ってあと、3ヶ月しか生きられないんだろ?」