サッカーのワールドカップが開幕しました。
サムライブルー、日本代表チームは初戦で強豪オランダに2度リードされながらも追いついて2-2のドロー。
2戦目のチュニジア戦は4発決めて快勝!決勝トーナメント進出へ王手をかけました。
<ドーハの悲劇>という事件を、もう若いサポーターはあまり知らないかもしれません。
僕が高校生の頃は、アジア予選を勝ち抜く事さえできませんでした。イランや韓国がだいぶ格上で、“世界を知る相手”に勝つのは至難の業・・・なんて言われていました。
それでも1993年、僕が高校2年生の頃ですが国内でプロサッカーリーグのJリーグが華々しく開幕して、サッカーに対する機運が盛り上がってきました。アジア最終予選、今回こそは悲願のワールドカップ出場だ!!そう信じて多くのサポーターが応援したけれど、ロスタイム残り数秒でイラクにゴールを奪われて夢は砕け散りました。カズやゴン中山が呆然とするシーンは、その後何度も放送されたので観た事のある方も多いのではないかと思います。
それから30年以上の月日が経って、もう日本がアジア予選で負けるなんて想像する事もできない程、代表チームは強くなってしまいました(もちろん、本人達は油断したりする事はないでしょうけれど)それどころか、前回大会ではドイツやスペインといったヨーロッパの強豪チームに次々と逆転勝利を決めて、もはやどこに勝っても不思議ではない実力をつけてくれました。「ワールドカップで優勝する」という目標を立てても、誰も笑ったりバカにしたりする事はないでしょう。それ程に、日本のサッカーは強くなりました。
そこまで強くなれた要因は一体何なのでしょうか。
プロ化以前から、たくさんの競技人口を抱える人気スポーツではあったものの、Jリーグができてから代表チームにしっかり強化費用を回す事ができるようになったのは大きな変化だったのではないかと思います。・・・が、それより何より、代表選手の多くが世界に出るようになった事。これで選手がプレーする『基準』が一気に押し上がった事は間違いないでしょう。Jリーグだと通せるパスが、ヨーロッパの強豪クラブでプレーしているとまったく通せなくなる。“これじゃダメだ”という事実を、肌で毎日感じ取る事ができる。環境が変われば人は成長速度を一気に上げる事ができるという好例でしょう。
今回の代表チームに選ばれた選手の殆どが、海外でプレーしています。
対戦相手にビッグネームが並んでも、もう名前負けする事もないはずです。常日頃対戦相手だったりチームメイトだったりする選手たちと対峙するわけですから・・・。
<基準を上げる>ための方法は、もしかすると他にもあるのかもしれません。
同じ環境下でも、考え方ひとつ、努力の総量を増やせば実現できるのかもしれません。
でも、環境をガラリと変えてしまう事が、最短の方法だというのはこのサムライブルーの選手たちの躍動ぶりを見ていると間違いないように感じられます。
”日本人がサッカーなんて・・・”という色眼鏡で見られていた時代、最初は大変だったと思います。
釜本さんや奥寺さん、もう少し後には三浦カズさんや中田英寿さん。彼らが突破口を切り拓いてくれたからこそ、日本人選手の多くが海外でプレーする事ができる時代になったのでしょう。野球やバスケも一緒ですね。アメフトも負けずに頑張ってほしい・・・。
プレーの基準値が大きくレベルアップした日本代表チームがどこまで勝ち上がる事ができるのか、注目して思い切り応援したいと思います⚽️


