日本でも徐々に進みつつあるキャッシュレス化。
それでも基本的には今でも現金社会であるため、
現金でもキャッシュレス決済でも可という、
非常にバランスの良い状態になっています。

その中で、日本在住の外国人Xユーザーの方が、
日本のキャッシュレス化の遅れを指摘。
キャッシュレス決済比率が、
ほぼ100%に迫っている国もある中で、
日本ではいまだに40%だけだと伝えています。

しかし別の日本在住のXユーザーは、
上記のポストに反論する形で、
日本の現金主義の素晴らしさを力説。
すると、他の日本在住の外国人の方々からは、
「現金社会の利点」に賛同する声が相次いでいます。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。

海外「日本ってやっぱ凄いよ」 日本の安全性を物語る光景に外国人が驚嘆

3272402_s.jpg

 

 


翻訳元

 (※国籍不明表記なしは日本在住か国籍不明)



■ 正直日本ではまだ現金が使えるのが本当にありがたい。
  完全にキャッシュレスにすると、
  自分のお金を持ってるという感覚を忘れてしまって、
  いくら使ったのかが分からなくなってしまう。
  それにキャッシュレスは損した気分にならないから、
  ついついたくさん使ってしまう。 +237 



   ■ そうだね! 本当にその通りだと思う。
     まさに俺が思ってた事だ。 シンガポール



■ 現金主義って、むしろいい事だよね。 +4 




■ 自由な社会であるならば、
  キャッシュレス社会にする必要はない。 +2 




■ 日本「技術は造る。だが俺たちは使わん」 +3 



   ■ それは問題の一部だと思う。
     FeliCa*は日本で発明されたが、
     世界標準にはならなかった
     (ガラパゴス現象という)。 +2 

   (*ソニーが開発した非接触ICカード技術。
    ソニーは1988年には無線ICの開発を開始。
    JR東日本がSuicaに導入するなどしているが、
    国際標準化戦略に遅れをとってしまった。)



■ 正直、現金社会には多くの利点があると思う。
  特に物事に対する本来の触覚的な性質を、
  維持し続けるという面に関してはね。
  クールだし、ある意味安全策に近い。 +11 




■ 一言で言って現金社会は悪いことではない。
  現金が唯一忌避されたのは、
  衛生面が敏感になってた時期だけだ。 +14 




■ 改めてデータを見てみたら、
  ドイツは日本よりもさらに、 
  キャッシュレスの割合が低いんだけど?? +9 

「日独は本当にそっくりだ」 ドイツ『我々と日本はこんなにも似てるんです』

 screenshot 83



   ■ ドイツ人は現金が大好きだからね。
     でも両親が言うには2020年以降、
     ドイツは大きく変わっていて、
     キャッシュレスでの支払いが、
     ほとんどの場所で可能になった。 +2 



   ■ そう、このデータは正確だ。
     地元のパン屋は現金のみだし、
     市場、お祭り、コンサート会場では、
     カードが使えないことが多いよ。
     あとはレストランでカードを使う場合は、
     最低限度額が設定されてることが多い。
     単純に都市部から出れば出るほど、
     現金が必要になるね。 +1 ドイツ



   ■ 僕らは現金が大好きで、
     クレジットカードは一般的ではない。
     その上プライバシーは大きな共通の関心事で、
     多くの人々がこの種の支払いプロセスを、
     あまり信用していないんだ。 +2 ドイツ



■ 自分も現金主義を肯定したい。
  「キャッシュレス=良いこと」
  という価値観は自分には理解できない。
  日々の買い物のあらゆる側面を、
  フィンテック企業に知られてるのが嫌だし、
  実際に何か物を買うのに、
  その企業のサーバーに依存するのも嫌だ。 +18 



   ■ とは言え僕の出身地のように、
     治安面で不安が残る場所では、
     キャッシュレスはかなり利点がある。 +3 



■ Keeping up with the Joneses*の精神で、
  クレジットカードに頼り切って、 
  お金がなくなるよりはるかにいい。 +6 

 (*隣人の生活レベルに負けないように張り合うこと。
  米国のアーサー・R・モーマンドが、
  1913年から1941年まで新聞で連載していた、
  隣人に張り合う事を生きがいとする夫婦を描いた、
  コミックのタイトルが由来)




■ 自分はネットショッピングで使ったお金を、
  全部スマホに書き留めてる。
  そうしないと把握出来なくなって、
  月末の請求書にショックを受けるから。 +1 

「その発想はなかった」 『家計簿』なる日本生まれの概念に外国人が衝撃




■ とは言え日本にもポジティブな動きはある。
  主にバーコード/QRコード決済のおかげで、
  最近キャッシュレス化が急速に進んだんだ。 +13 




■ 現金の方がお金を使わないって本当に?
  現金があればもっと使うでしょ。
  キャッシュレスの方が使わないと思う。 +1 



   ■ まぁその辺は明らか人によるよね。 



■ どちらがよりお金を使ってしまうのかを、
  何年か前に検証した研究がある。
  実際にお金が出ていくのを視覚的に確認すると、
  支出をより警戒するようになって、
  節約したくなるらしい。 +2  




■ 私が初めて日本に引っ越してきたときは、
  ポイントを貯めるためにカードを使ってたけど、
  あまりにも簡単に使いすぎちゃってた。
  今は可能な限り現金で支払うようにしてるから、
  この選択肢がなくなって欲しくない。 +3 




■ すべてのものがキャッシュレス化されると、
  みんな注意深く見なくなるから、
  どんどん値上げされていくんだろうね。
  キャッシュレスは便利なこともあるけど、
  自分は現金も好きだよ。 +1 




■ 何で完全キャッシュレス化を進めようとするんだろ。
  停電になったらどうするの? +25 

「日本は地震が多いから」 電線が多い日本の街並に外国人から様々な声




■ うん、私も完全なデジタル社会とか、
  キャッシュレス生活には移行したくない。 




■ 結局のところ、現金こそ王様なのさ🫅 +2 




■ そうだね。通帳に書かれた数字だけだと、
  お金を概念化するのが難しいんだ。
  でもお札は目で見て、感じて、数える事ができる。
  使い過ぎないように気をつけるのが、
  キャッシュレスより簡単なんだ。 +3 




■ 俺はほとんどの場面で現金の方が好き。
  タクシーや電車でお金を払う時とか、
  スピード重視ならキャッシュレスもいいけど、
  そういった場面以外では、
  お金が離れていくのを見るのが好きなんだよ。 




■ でも「現金が使える」のと、
  「現金でしか支払えない」のとでは、
  大きな違いがあると思うんだ。 +1 




■ そしてたとえシステムがダウンしても、
  現金なら全くもって問題なし。 +11  




■ こっちでもキャッシュレス化が進んでる。
  財布の中で無限に増殖していく、
  一円玉でさえ今は恋しいよ。 オーストラリア

「日本の責任じゃない」 外国人には五円玉が認識できないという事実が話題に




■ 日本に来るまでは全ての支払いがカードだった。
  日本では給料を引き出して支払いを済ませて、
  残りは生活費に充ててるわけだけど、
  人生でこんなにお金が貯まった事はないし、
  日本での生活は最高だよ!
  スマホとかで支払えるというのは、
  個人的にはあまり好きではない。




■ 自分はキャッシュレスの方が好きだけど、
  賛否両論あるのは確かだね。 +15 



   ■ 自分は両方が使える環境が一番だと思う。 



■ 現金万歳。
  このシステムは、永遠に残るだろうね。 +4 


 



自分はほとんどキャッシュレス決済です。
それでも必ず現金は持ち歩いていますし、
「現金社会」は日本の良さを表しているとも思います。
いずれにしても、「たいてい両方使える」
という今の日本のバランスは理想的な気がします。