先日ブロガーさんのブログを読んで思い出したことがある。
それは…テレビ。
どっぷり韓国ドラマにハマっていたことがあった。
(ちなみにその前はヒストリーチャンネルと時代劇チャンネル)
同時期は愚息がWiiを買ってもらって遊んでいた。
愚息がゲームをしたい時間とドラマの時間が被ってしまう。
これは悲しい…
思い切ってポータブルテレビを買った。
家事をしながらでもリアルタイムにテレビが観れる!
DVDも観れる!
愚息がWiiをしていても関係ない!
と思ってた。
考えは甘かった…
愚息がゲームをしているとポータブルテレビの音が聞こえない!
リビングに2台テレビがあるようなものだから。
そのうち愚息が部屋でゲームがしたいと言い出した。
そこでご主人が小型のモニターにもなるテレビを買ってきた。
もちろんアンテナは無いのでゲーム専用。
しばらくして愚息、ホームセンターで棒を買ってきた。
長さを測って切り出した。それも部屋の中で…
部屋の中が木屑で大変なことになり、掃除に困った。
掃除が終わった頃、今度はアルミホイルと針金?を買ってきた。
何か作っているのはわかったが、何かはわからなかった。
今度は金属の線を買ってきた。家にある部品を使ってゴソゴソ。
ベランダにアルミホイルと針金を巻いた棒を物干し台に取り付け
テレビをつけてぶつぶつ言いながら調節して叫んだ。
「テレビが映った!地上波!」
は?私は驚いて愚息の部屋を覗いた。
地上波が画面に映し出されていた。
YouTubeで調べて作ったらしい愚息。
ご主人に安全かどうか聞きながらアンテナを作ったのだそうだ。
愚息が作ったのは地上波アンテナ。
観られる番組は限られるけど、作れるんだ…と驚いた。
YouTube恐るべし。
風が吹いたらアンテナは動くのでその都度調節が必要だった。
テレビを見たい時は金属線をテレビに繋げるために窓を開けないといけない。
しばらくして部屋でテレビは観なくなったけど
アンテナを作った愚息、素晴らしい。
学校の担任、デイの先生、発達相談の先生、友達のお父さん…
会う人会う人に自慢しながら同じ内容で喋ってた。
学校で先生がパソコン修理しているのを見たり
デイで細かい作業をして物を作ったり
ご主人がネットで調べながら修理しているのを見てたからできたのだろう。
色々なことが積み重なった結果
自分でやってみようと思い立って
見様見真似で調べたり作ったり聞いたりした結果
完成したんだろうな…
これが10年ぐらい前の話。
今も物干し台には愚息アンテナが変な方向に向いて設置してある。
金属線は短くした。
小型モニターは自作パソコンのモニターになっている。
もうテレビは観ないのだろうけど
愚息にとっては大事なモニターなんだろうね。
大事に使っているから。