高校生と妊娠 | アメリカ家庭医療(ファミプラ)、臨床留学通信

高校生と妊娠

今週は半日、CEYF(Continuing Education for Young Families)といって高校内に設置されているクリニックにて乳児・小児検診および予防接種を行ってきた。クリニックといっても、保健室と大差ない施設だが、診察台や必要な道具は最低ある。。デイケアも併設されていて、子供らが10人程度走り回っている。ここで見る子供の親は皆高校生で、授業中ということなのだ。母親は授業から呼ばれ、このデイケアに預けている子供を連れて来院する。


この学区地区1200人程度のうち、100人は子持ちまたは妊娠中らしい。衝撃的な現実だ。さらには授業の選択科目として、母親学級のようなものがあり、授業の一環として育児法などを指導されている。


自分の高校は一学年2000人もいたが、出産したいう話はもちろん聞いたことない。振り返ってみても高校生の自分が父親になることは考えられないし、子育てなどまともににできないであろう。アメリカの教育水準が低いからこういうことになっているのだろうか?貧困層と関係するのか?単にアメリカでは若年層の性が乱れているのか?色々考えさせられる一日であった。