就職決定!!J1 Waiver | アメリカ家庭医療(ファミプラ)、臨床留学通信

就職決定!!J1 Waiver


病院との交渉が合意に至り、本日契約書にサインを済ませ、ほぼ正式に就職先が決定しました。


私はJ1ビザという医療従事者・研究者用の特殊なビザで現在研修中である。このビザの問題は、2年間の帰国義務があるという点であり、本来なら研修終了後にはアメリカにて就職することはできない。ただし、J1Waiverというこの義務を免除してもらうオプションがある。この条件としては、医療過疎地域で3年間働くことである。日本人の場合は、帰国してしまう人が大半であり、このJ1 Waiverに関する情報は極端に少ない。


8月頃から就職活動を開始し、なかなか難しいものなのかと予想していたのだが、先輩の強い推薦もあり、サウスダコタ州の大学付属病院も担う最王手病院の関連クリニックに先月面接に呼ばれました。

もちろんレジデンシーの面接とは違い、家族も含めて招待してくれます。飛行機代・ホテル代さらにはレンタカー代まで出してくれます。

このクリニックは、人口17万人のスーフォールズより南40分ほどに位置する、15床の小さな病院・クリニック。ど田舎の診療所といった感じだが、実際スーフォールズに住めるという条件はうれしかった。というのも、今住んでいるミシガン州の町より倍近く大きい町である。ま~田舎なことには変わりないのだが。。

この施設は人口1000人の町, 1万人のCounty唯一の病院・診療所であり、Nursing Homeも併設されている。
赤ちゃんから老人までの診療を行いますが、主にはFarmerや老人が中心になると思います。

当直は週1回、そして週末当直というのが月に1回ある。当直中は、救外(ER)および病棟を担当。なんともうれしいのが、休暇が年に6週間もあることだ。これなら、年に1~2回日本に帰れそうだし、旅行もたくさんできそうだ。給料・Benefit面も申し分ない。また大学でClinical Facultyとして医学生・レジデントのteachingができ、さらには日本からの医学生・医師の病院見学・実習もできそうだ。この大学の家庭医療科はU.S. News and World Report にて上位にランクされている。



Us News Best Graduate



US News Best Hospital






外科医や循環器医などの専門医は週にもしくは月に1回程度しか来院しないので、アメリカに学びに来た“家庭医療”の理解をさらに深め、実地していけるのではないかと思う。
しばらくは腕を磨くためにも、この病院で頑張っていこうと決心した一日であった。