Power Mac G5 Quadの電源ユニットです、筐体に

搭載される状態ではこの上にロジックボートとの

仕切り板と導風板を兼なるプレートがあります。

プレートが有るので電源ユニットのトップはとても

綺麗でとても20年近い年月を感じさせません。

サイドの2箇所トップの9箇所のネジを取り外し

カバーを冷却FANの方へスライドさせます。

簡単に外れる時となかなか外す事が出来ない時が

あります。

トップカバーと本体のカバーのサイドに爪があり

この爪の状態によら簡単に外す事が出来るか、

そうでないかが決まります。

画像では判りずらいのですが爪は3つ有って

若干下向き画像の状態に幾らか反っている

形になります(実際に組み立てる時には手前に

引き起こす形なりますので爪は上向になります。

トップカバーを取り外した電源ユニットの内部、

想像以上に埃の蓄積がありませんでした。

Quad、Dual共に複数の個体の電源ユニットを

見て来ましたけどCPUのラジエーターの状態を

考えると今回の個体はかなり綺麗な状態でした

サイドのサブフレームを取り外しして、電源基盤を

取り外す為の準備をします。


電源基盤を取り外し、シャーシーと電源基盤の

↔️にあるセパレートの絶縁材と冷却FANも清掃

しておきます。


電源基盤の裏面も特に問題や保守の跡は

見当たりません。

電源ユニットのラインフィルターをシャーシーに

留めているネジを取り外します。

電源基盤ユニットをシャーシーに留めている

ネジの中でこのネジだけが菊ワッシャーと言う

他と違うワッシャーを使用していますので

再度取り付け時は同じ状態に戻してから

シャーシーに組み付けを行います。

シャーシーを上に菊ワッシャー丸型端子で更に

菊ワッシャーの入ったネジを取り付けます。

電源ユニットの入力と電源ユニット基盤の間に

入力コネクターと一体になったラインフィルターが

あります。

このラインフィルターはシャーシーに取り付ける

溝がありますので組み付けの際には溝に合わせて

ラインフィルターを取り付けます。