Power Mac G5 QuadのCPUユニットです、画面の右側が

 CPU本体の冷却用のラジエーターになります。

中央に見える黒い配管がつながっている部分の下側に
CPUが有りますので漏水が発生するとCPUに冷却水が

かかり腐食してしまいます。

冷却効率が良いのでラジエーターは空冷に比べてかなり

コンパクトになりスペースが少なくて済みますが構造が

複雑になり漏水等のトラブルの可能性がります。

実際に最初に水冷式を採用したPower Mac G5 2.7DP

(Power Mac G5 最速のCPUです。)はかなりの頻度で

水漏れが発生したのは周知の事実です。

このために中古で安くても水冷式のPower Mac G5に手を

出してはいけない購入するのであれば必ず空冷式の機種を

選択するのが暗黙の?了解でした(笑)

最終型のPower Mac G5 Quadではかなり改善されましたが

完全には改善されずにたまに漏水する個体もありました。

上側の画像はPower Mac G5 2.3DualのCPUユニットです、

空冷式では最速のPower Mac G5(*注1)です。

空冷式のメリットは構造が簡単である為に軽量(*注2) で

信頼性が高いことが挙げられますが、冷却媒体である空気が

水冷式の水に比べて比熱が低く冷却効率が劣ります。

この為に同じ熱量を放熱する為には水冷式より多くの

表面積が必要になり上の画像のように水冷式に比べて遥かに

大きなラジエーターが装着されています。

Quad機で後方の排気FANの直前に配置せれていた小型の

ラジエータはDual機では画面下側に横向きの状態で配置

されています。

ヒート真の下側に1個だけぽっんとヒートパイプの頭が

見えますがこの部分がQuad機で排気FANの直前にあった

小型のラジエーターに相当します。

画像では判り難いのですがぽっんとあるヒートパイプの

上側に四角い窓が開いていると思います、そのすぐ脇にも

同じ様な窓があり上の窓の下側としたの窓の上側が平行に

なっています、画像では判り難いのですがこの部分が

CPUラジエーターとQuad機で排気 FANの直前にあった

小形のラジエーターの境目になります。

*注1 純正品では公式に2.3GHzが最速ですが、以前に

どこかのショプが水漏れの多い水冷機種の CPUを換装

2.5GHz の空冷Power Mac G5を作成致します。

そんな広告を見た記憶があります、おそらく2.5Quadの

CPUを2.0Dual のラジエーターに載せ替えているのかと

思います、推測でしかありませんし今更やっているとも

思えませんが(商用ベースで採算がとれると思わないので )image

*注2単体のCPUユニットを比較すると2.0Dual機の方が

軽量ではあるのですが、Quad機の方は1つのCPUユニットに

2個の CPUが搭載されているのでCPU1個あたりで考えると

水冷ユニットの方がむしろ軽量かもしれません(笑)

画像はかなり改善されましたがたまにむず漏れする個体も

有りましたと記載した、貴重な(笑 )水漏れした個体の CPU

となります。

黒いフィルムを装着した状態で清掃して再起動に成功を

しましたが画面表示に問題がありました。

黒いフィルムを取り除き清掃すれば画面表示が正常になる

可能性があると思いフィルムを外し清掃しました。