マイナー作品、第3弾。ロウ・オブ・ザ・ウエスト 西部の掟(ポニーキャニオン)。
このゲームも、兄のパチンコの景品として、やってきた内のひとつです。
箱のイラストを見る限り、速撃ちゲームなのか・・・。
まずは、いつものように説明書なしで、始めると・・・。
何をしていいのか、分からないが、とりあえず、目の前のごろつきを撃ってみる。
いきなり、画面が変わり、NEXTと・・・。
点数が0点だけど、一応進んでるいる様子。(撃っても点数、入らないのかよ。)
次に、男がやってきた。同じように撃つと、またしても0点。
「私が、掟だぁ。」と、結局11人撃ち殺したところで、ゲームオーバー。
「意味わかんねぇ。」これが、小学生時の私のファーストプレー。
いくらなんでも、0点とは気に入らないので、少し説明書を読む。
説明書には、『会話形式で遊ぶ一人用のゲームです。』と、記されている。
速撃ちゲームではないようだ。かといって、アドベンチャーゲームとも少し違う。
説明書によるストーリーは・・・
『黄金の谷にようこそ!君はこの町で、ただ一人の掟(LAW)なのだ。
日暮まで生き抜き、町の人々を守り、
シェリフ(保安官)として、恥かしくない行動を、常に心がけなくてはならない。
(中略)
シェリフとしての、権威を守るためには、相手に対する脅しやすかし、
時には、自分の弱気をさらけだすことも、たまには必要なのだ。
さあ、いま君は西部の町の、ただ一人のシェリフとして立っている。』
(保安官なのは、ゲームタイトルから、容易にわかる。だからどうするんだ?)
もう少し、読んでみる。
『保安官のあなたは、善良な市民から無頼漢まで、さまざまな人物と出会う。
まず、通りに人が出て来て、保安官に話しかけることから、ゲームは始まる。』
(なるほど。4つの会話の選択肢の中から、ひとつを選ぶようだ。)
ならずもの:「おまえが このケチくさい まちのシェリフか?」
ならずもの:「ハラのでた シェリフは みんな まぬけだなぁ。」
保安官:「おまえは ピストルを おもちゃに している ガキさ。」
ならずもの:「オレは もう 10にんも やったんだぜ。」
保安官:「おまえの おふくろには ヒゲでも はえてんだろう?」
でも、とりあえず、1万点入った。会話相手を保安官が撃たなかったら、基本得点が入るようだ。
基本得点は、セリフのやりとりの回数によって、千点、3千点、5千点、1万点入る。
会話の途中に、敵が、会話相手を撃ってくることがある。
会話相手が撃たれると、得点画面になる。この場合、基本得点は入る。
さらに、続けて・・・。
ローズ:「あら こんにちは おにいさん!」
保安官:「こんな ところを うろつくな! この あばずれ。」
ローズ:「だれに むかって しゃべってる つもりなの?」
保安官:「さあ ムスメさん でなきゃ むりにでも つれてくよ。」
と、会話を楽しんでると、敵が後ろでローズを狙ってる。
すかさず撃ってローズを守る。(保安官だからね。)
保安官:「あーあ つれていかなきゃ ならんようだな。」
あっ。またしても撃たれた。せっかく命を救ってやったのに。
会話相手を狙ってる敵は、ショット得点として、500点~6000点入る。
しかし、保安官(プレーヤー)が、2度撃たれたので、ゲームオーバーのようだ。
(唯一途中で終わってしまうのが、このパターン。)
説明書に戻る・・・。
『もし、このとき会話の途中で、相手がピストルを抜いた場合には、
あなたは自分の身を守るために、相手より先に弾を打ち、
相手を倒さなければなりません。
さもなければあなたが先に、道にころがることになります。』
はいはい、転がりました。ご忠告ありがとうございます。
もう少し読むと・・・。
『銀行の近くでは、強盗が銀行から出てくる場合がありますが、
この場合も、素早く撃ち倒します。』(撃てば、3万点のようです。)
『さらに各場面には、ボーナスが隠されています』(1万点のようです。確実に取ろう。)
『制限時間が0になると、上からダイナマイトが落ちて、
会話相手がアウトになります。この場合、基本得点は0になります。』
『シェリフとして、もっともふさわしい会話をしたとき、もっとも得点が高くなります。』
(こういう情報をまってたのよ。さっそく挑戦してみよう。)
さらに、
『ドクターには決して逆らってはいけない。
ドクターは、もし君が望むなら、君の体から弾をとり出してくれるかもしれない。』
という訳で、ドクターで挑戦。二枚舌でいけばいいわけね。
Dr.:「また ひとしごろしを やったのか?」
保安官:「まあ しごとだからね。」
Dr.:「そうかもしれんが たのしんで やっているんじゃ ないか?」
保安官:「やるべきことを やってるだけさ。」
Dr.:「いや わるかった。 あんたは よくやってるよ。」
保安官:「アリガトウ せんせい。 あんたの おかげさ。」
(心にもないことを、言ってしまった。)
Dr.:「けがをしたら いつでも てあてしてやるよ。 じゃあな。」
おお、保安官バッチ☆(残数)がふえてるじゃん。
歯の浮くようなセリフで、SPECIAL点数が5万点、入ってます。
(右)おまけに、(Dr)マークで、6000点入ってます。
(左)また、違うパターンのセリフでも、いわゆる「もっともふさわしい会話」があるようだ。
いちおう、説明書での目的の『シェリフ(保安官)として、恥かしくない行動を』
とやらを、11人全員にやってみようか。(プレーヤーとしては、恥ずかしいが・・・。)
とりあえず、これで目的達成か・・・。
しかし、あっけない。次は、『全員と、もっともふさわしくない会話』をするか・・・。
しかし、金だしてまでやってみたいと思わねぇ。(言ってしまった。)
デザイン、音楽、ゲーム性、センスねぇなぁ。どれくらいの本数が売れたんだろ?。