前回に引き続き、バンゲリング帝国三部作。
今回は、バンゲリング帝国のメインステージとなる、バンゲリングベイ(ハドソン)。
最初に出会ったのは、小学生のとき。友達に1週間の予定で借りた。
いつものように、説明書も読まずに、ゲームスタート。
が・・・。動かない。方向キーもBボタンもきかない、Aボタンを連打しても、プロペラが回るだけ・・・。
とりあえず、説明書をみると・・・。操作が、普通(今まで)と少し違うようだ。
コントローラの上で、画面の上に動くわけではない。(やったことはないけど、ラジコンの操作のようだ。)
上:前進(押し続けると加速)、下:後退(離すと停止)。
左:左旋回、右:右旋回 。
Aボタン:バルカン砲を発射・ヘリコプターを離着陸。
Bボタン:爆弾を投下。
とりあえず、離陸には成功。
しかしMAPが広い(100画面分あるそうだ)。迷子でどこを飛んでいるのか、わからない。
しばらくすると島が見える。敵が攻撃してくるが、上手く操作ができない。敵に弾があたらない。
もたもたしていると、ダメージ75(速度が落ちる)。ダメージ99(さらに、コントーロールきかない)。
あえなく、墜落。
もう一度、説明書をみると、空母でダメージを回復と爆弾補給できるようだ。
そうこうしていると、『ALERT』とともに、敵戦闘機が・・・。空母が攻撃されている・・・。
結局戦闘機を、追っ払うことができず、空母撃沈『SUNK』。
このあと、ヘリコプターも見事に墜落。そしてゲームオーバー。
(説明書によると、空母が沈むと、残機数が0になるようだ。)
『クソゲーだぁ』と心で叫びながら、翌日、友達にソフトを返却した。
(結局、ゲームの目的も分からないままで・・・。)
しかし、幼な心に、何かやるせない。どういうゲームだったのか知りたいと思い続けていた。
それから、20年ほど時が過ぎて・・・。現在、中古価格150円・・・。
調べてみると・・・。小学生には難しいわ。かなり戦略的で、特定のターゲット層に絞った作品だわ。
そういえば、目的は・・・。(説明書抜粋)
地球制服をもくろむバンゲリング帝国が、恐るべき最終兵器を開発しつつある、という情報がはいった。
これを阻止するために、キミたちは空中で敵の本拠地『バンゲリング湾』に潜入したのだ。
ここに点在している6つの秘密工場を、ヘリコプターで探し出し、すべて破壊することがキミの使命だ。
なるほど、6ヶ所の工場を爆破することか・・・。
さっそく、検証してみよう。
操作は、下ボタンが重要のようだ。減速して停止。空母にも止まれるようになった。
まず、1つ目の工場を発見。無事撃破。
爆弾の補給なら、敵地空港でも補充できるようだ。(1ヶ所だけ存在する。)
続いて、2つ目・3つ目の工場も撃破。戦闘機には、細心の注意が必要だ。
4つ目の工場も撃破。すると、敵地の色が、緑色から灰色へ変更。
あわせて、『SPECIAL』とでている。どうやら、無傷で破壊すると、ボーナス点が入るようだ。
空母に、補給に向かうと、空母の色が変わっている。(パワーアップ?)
『SPECIAL』で。色が変化するだけのようだ。(期待ハズレ><)
ちなみに、2回目の『SPECIAL』は、緑色。何段階かあるようだ。
いよいよ終盤。5つ目・6つ目の工場も撃破。すると、敵地の色が、黒色へ変更。
しばらくして、突然『COMPLETE』。どうやら1つ目のラウンドがおわったようだ。
(ここまでで、すごく疲れます。)
しかも、ラウンド1の『ALERT』の続きからですかい・・・><。
離陸前から、ヘリコプターダメージうけてますけど・・・。
おまけに、『WARNING』って・・・。戦艦造船してます。めっちゃ強いようです。
結局、ラウンド2は、気力も持続せず・・・><。
ちなみに、あまり役にたたない、裏技をひとつ。
10画面×10画面のマップは、地球のように上下、左右つながっている。
で、空母の裏側にあたる位置(空母がある座標から、一番遠い所)に見えない空母がある。
(空母の目標値↑↓が、斜めになる所。)
そこでは、空母と同じように回復と補給ができる。
しかし、空母が沈めば、このポイントも無効になるため、ほとんど利用しない技。
とりあえず、小さい頃からの、もやもやは解消された。思った以上に、良くできている。
暴走する操作、迷子、目的の不透明さは、大人になってやっと克服、早熟すぎた作品なのかも知れない。
最後に、このゲームには、2PLAYモードがある。
これは、今までの様に、1Pと2Pの交代や、協力(往々にして非協力的だが)するものではなく、
1P(ヘリコプター)vs2P(バンゲリング帝国)の対戦となる。
高射砲を操作して、弾や誘導ミサイルを発射て、ヘリコプターを攻撃・・・って楽しそぅ。
マイクで、戦闘機を呼び出すっていうのもすごい・・・。
こうなると、変わったシューティングゲームではなく、リアルタイムアクションSLGというのもうなずける。