前回の流れで、ロードランナー(ハドソン)を紹介。
実は、TVCMで、ずっと気になっていたのだが、プレイしたのはボンバーマンより後。
ゲームの目的は、ステージ内にある金塊を、敵に捕まらずに回収し、脱出すること。
主人公のランナーは、穴を堀るためのレーザーガンを装備。
床に穴をあけて、下に降りたり、敵を落としたりする。Bボタンで左側、Aボタンで右側。
各ステージは、横2画面で、金塊、ブロック、レンガ、トラップ(落とし穴)、バー、ハシゴ、隠れハシゴ、で構成。
ステージ内の、金塊をすべて取ると、隠れハシゴが出現、それで、画面の最上段に行くとクリア。
敵のロボットも金塊を取ることがあり、穴に落とすと、金塊を吐き出す。
また、EDIT MODEでは、1画面内に、自分で好きなようにマップが作成できる。
当時、この機能が爆発的に話題になり、コンテストなども行われた。
今でも、一部のファンの間では、詰めロードランナーの、腕の磨きあいを行っているようだ。
このゲームは、パズル性あり、アクション性あり、エディタ機能ありと、今でも人気作品である。
全50ステージからなり、後半になると、パズル要素が強くなる。
ゲーム中セレクトボタンを押すと、いつでも、どのステージを選ぶことができる。
でました。ハドソンらしく、隠れキャラ(フルーツ)も各ステージに1種類存在。
APPLE、BANANA、CHERRY、STRAWBERRY。
PERSIMMON、ORANGE、WATERMELON、CARROT。
1)各ステージで、ロボットを5匹以上倒す。
2)上記後、金塊を取る(この場所に出現予定)。
3)全ての金塊を取る(上記場所に出現)。
また、このゲームには、プログラムの仕様上の問題がある。(裏技、バグ技)
この問題が、当時のTV番組等で話題になり、この頃から、裏技とかバグ技とか、言われるようになったとか・・・。
その技を使わないと、クリアできないステージを自作することも、当時とても流行った。
レンガすり抜け
通常では、クリアできない。(レンガを消して、金塊を取りに行っている間に、レンガが元に戻るから。)
レンガを堀り、ハシゴを上り、レンガを埋まるのを待つ。→ミスとはならず、レンガを通過できるようになる。)
無敵(ロボット通過)
ロボットに追い込まれ、クリアできない。
ランナーをハシゴで、昇る格好のまま放置。ロボットは、ランナーを無視して、通過する。
ランナーの、上への動作時に秘密があるらしい。(興味のある方は、インターネットで調べてね。)
消えた金塊
ロボットが、金塊を持ち、レンガに落ちないので、金塊を吐き出さないためクリアできない。
金塊を持ったロボットを、掘ったレンガに横から埋めると、金塊が消滅。
その金塊の得点は、入らないが、金塊を取ったことになる。(この場合は、隠れハシゴが出現。)
上記のような現象は、通常ステージでも、起こりうることだと思う。
クリアできない状態にならないように、意図的に、エラー処理されている。というのが正しい見解だろう。
もうひとつ、金塊がらみで・・。
EDIT MODEで、金塊を100個用意。クリアすると表示部分がバグ。(あまり、意味がないが・・・。)
ところで、タイトルを見て、気が付いたことがある。
左上のマーク、どっかで見たなと、思ったら、バンゲリングベイでも・・・。
調べてみると、どうやら、『バンゲリング帝国』というキーワードにたどり着いた。
バンゲリング帝国とは、『バンゲリングベイ』の舞台であり、
『ロードランナー』で金塊を奪取、『チョップリフター』で捕虜を救出する、という設定らしい。
バンゲリング帝国三部作として、オリジナル版供給元の、Broderbund社の3作品を指すようだ。
おお、こういう世界観があったのか・・。今思うとすごい。