超メジャーとなった、RPGを紹介。
ハイドライドから、2ヶ月後に発売された、ドラゴンクエスト(エニックス)。


dq1タイトル

TVゲームでは、初の本格的RPG。後に話題を呼んで大人気となり、シリーズ化された。
RPGで主流となったコマンド形式も、この作品がきっかけとなった。


RPGファンの多くは、このドラクエ派かFF(ファイナルファンタジー)派に、分かれるようだ。
私も、ドラクエシリーズは8まで遊んだが、FFはひとつも遊んだ事がない。


この作品と出会ったきっかけは、兄と近所のホームセンターに、行ったときのこと。
当時一般的なカセットの価格が4,900円ときに、ドラクエは5,500円
それが、4,410円で売られていた。それを見た兄が、即GETしてくれた。(後日、価格が変えられていた。)


ゲームの目的は、ロトの血を引く勇者として、さらわれた姫を救い出し、
竜王を倒して、平和を取り戻すもの。

よくあるパターンの話だが、女王を先に救う(また救わなくてもよい)ところが、少しニュアンスが違う。


ハイドライドと違って、人気を得たのにもいくつかの要因があるようだ。


堀井雄二(原作)、すぎやまこういち(音楽)、鳥山明(キャラクターデザイン)

と、スタッフ人陣が充実。力の入れようが分かる。


ゲームをスタートしても、ハイドライドのようにフィールドに野放しにされず、強制的に会話から始まる。
コマンド形式に不慣れなファミコンユーザを、上手く誘導して、慣れさせている。


dq1コマンド

ただ、話をまともに聞かない私は、城を出ても、近くの街に向かわず、


dq1フィールド  
dq1死亡  dq1再開

冒険にでてしまい、王様に怒られてしまったが・・・。(兄にも一言、街で武器を買えば・・・)

それ以来、話を聞くようになった。


ちなみに、主人公が死んだ場合も、ゲームオーバーとはならず、
所持金が半分になるリスクはあるが、
経験値やアイテムなど、冒険した時間が無駄にならないなどの、考慮がされているのも嬉しい。


洞窟の中は真っ暗で、そのままでは何も見えないので、

たいまつや、呪文で視界を確保する必要があり、洞窟内の緊張感が高まる。

dq1たいまつ

戦闘もコマンド形式なので、初めてでも、落ち着いて戦える。


dq1戦闘  dq1戦闘2


地上での戦闘では、背景も細かく、描かれている。


冒険の後半になると、レベル上げがめんどくさくなる。(RPGの宿命か・・・。)

なので、ひたすら敵を倒すのだが、戦闘中の音楽が・・・妙に眠気を誘う・・・。


また、ゲームも細部にまで、気を配っているのが、所々にうかがえる。


ローラ姫を救出して、城に帰る途中、宿屋に泊まると・・・。


dq1姫救出  dq1お楽しみ

また、このまま姫をかかえたまま、竜王を倒して帰ると、また違ったセリフを見ることができる。


あと、RPGでは、当然だと思うのだが、普通にプレイしていれば、

どんなことをしてもクリアできる(バグ・設定などで先に進めなくならない)ように設計されている。


ゲームを途中で中断する場合、パスワード(復活の呪文)を入力して継続することができる。


dq1記録  dq1復活


が、これが結構くせもので、何度となく再開をはばまれた方も、多いんではないでしょうか。
(前回の苦労が、20文字に込められている。)


また、裏技的に、特定のパスワードを入力することで、意外な状態でスタートできるものもある。


dq1謎の呪文


評価

シナリオ、キャラクタ、音楽に好感がもてるし、ゲームのバランスがいい。
後半になっても、敵に圧勝したり、GOLDが、あまり過ぎたりせず、ほどよい緊張のまま終れる