この物語に出てくる「黒虫」という人は
耳が聞こえず話すこともできません。
でも、心がとてもきれいで純粋です
彼はこう言います。
暗い穴の中で作業しているときは、
「頭の上に日が照っていると思えばいい」
足元の冷たい水は
「小川のせせらぎと同じ」
そして、他人の悪口は言わない。
彼は他人の悪いところも、良い方に転換する能力があるのです。
「黒虫」は主人公と出会うまでは、みんなからバカにされていたんだけど
この主人公は彼をバカにしたりせず、普通の人と同じように
もしかすると、逆にそれ以上に大切に接して
二人はとてもいいコンビになりました。
そういう主人公も素敵です。
偏見や差別をしない心
純粋で、なんでも良い方に転換できる心
この二人の心持ちが私は好きです