「ちゃんと伝えたいだけなのに…」
家族や身近な人との会話で、こんな経験はありませんか?
ただ思いを伝えたいだけなのに、
気づけば口論になってしまった![]()
相手を大切に思っているのに、
伝え方ひとつでケンカになってしまう。
そんなすれ違いは、
誰にでもあるものです。
私が育った頃の「当たり前」
私が子どものころ、
親や先生からよく言われたのは、
「ちゃんとしなさい」
「こうするべきだ」といった言葉。
心の中では
「なんで私ばっかり
」
「本当にそうしなきゃいけないの?」
と反発していました。
そして、口に出すとさらに怒られる。
だから結局、気持ちを飲み込んでモヤモヤを抱えていました![]()
今振り返ると、それは 一方的に命令される
“あなたメッセージ” だったんですよね。
「私はこう思うよ」と伝えるような
“アイメッセージ”はほとんどなかったように思います。
だからこそ大人になった今、
「言い方、伝え方」の大切さを強く感じています。
同じ思いでも、言葉の選び方で変わる
実際に、同じことを伝えても言い方ひとつで
相手の反応は大きく変わります。
(伝わりにくい例)
「なんでわかってくれないの!」
責められた言葉に聞こえて、
相手は身構えてしまう。
(伝わりやすい例)
「私はこう思ってたよ」
「私はこうして欲しかったな」
自分の気持ちとして伝わるので、
受け止めてもらいやすい。
小さな言い換えですが、関係性には大きな違いをつくります。
「あなたメッセージ」と「アイメッセージ」
心理学では、言葉の伝え方を
「Youメッセージ(=あなたメッセージ)」 と
「Iメッセージ(=アイメッセージ)」 に
分けて考えることがあります。
あなたメッセージ:
「あなたは〜」で始める言葉。
相手を責める響きになりやすく、
心を閉ざされてしまうことが多い。
アイメッセージ:
「私は〜」で始める言葉。
自分の気持ちとして伝わるので、
相手が受け止めやすくなる。
人は責められると心を閉ざし、
気持ちを分かち合えば
心を開きます![]()
これは昔も今も変わらない、
誰にでもある心の反応 なんです。
小さな言い換えが未来を変える
「〜しなさい」「〜するべき」ではなく、
「私はこう思っている」
「私はこうしてほしい」
そんな小さな言葉の工夫が、家族や大切な人との関係をやわらかくしてくれます。
ケンカになるか、会話になるか、
分かれ道は、たった一言の違いです。
家族との時間を大切にするため
今日の会話、
「私は…」から始めてみませんか?
それだけで、家族との心の距離がぐっと近づいていきます![]()
最後まで読んでくださりありがとうございます![]()
