「ケア」とは?支え合いを考える

 

 

「ケア」って、身近に感じられますか?

 

 

 

 

 

もしかしたら、「具体的に何をすること?」と思う方もいるかもしれません。

 

 

 

 

 

今日、「ケアと自己犠牲」について考えるワークショップに参加してきました。

 

 

 

 

 

そこで、ある大学生が言った

「ケアレスマンになりたくない」

という言葉が、私の心に深く響きました。

 

 

 

 

 

家族療法から見たジェンダーとケアの問題

 

 

私はこれまで家族療法の視点から、

家族や会社組織がどうすれば

お互いを支え合えるかについて考えてきました。

 

 

 

 

 

しかし、今回のワークショップを通じて、

ケアの問題は家族内だけで解決できるものではなく、ジェンダー や 社会構造 が大きく影響していることを改めて実感しました。

 

 

 

 

 

 

たとえば、家族内で無償でケアを担うのは多くが女性であり、それが当然とされている社会の仕組みがあります悲しい

 

 

 

 

 

 

この現実には、深く考えさせられました。

 

 

 

 

 

ケアする人と「自立」する人のギャップ

 

 

今の社会では、「自立して働くこと」が強さの象徴とされる一方で…

 

 

子育てをしているお母さんや

障がいのある家族を支える人、介護をする人たち

「ケア」という仕事は、まだ正当に評価されていないと感じます。

 

 

引用:「大阪大学人間科学研究科招へい研究員 元橋先生 資料」

 

 

 

 

 

特に家庭内でのケアは無償で行われ、

その価値が見えにくく「経済的に自立していない」というイメージがつきがちです。

 

 

 

 

 

 

また、ケアには専門的なスキルや精神的負担が伴いますが、その大変さが周囲に伝わりにくいのが現状です。

 

 

 

 

 

「ケアレスマンになりたくない」という思い

 

 

「ケアレスマン」とは、「ケアに無関心な人」を指します。

 

 

 

 

 

この言葉を使った大学生は、

家族や周りの人に支えられているのに、その支えに感謝や気遣いができない人にはなりたくない」という思いを込めていました。

 

 

 

 

 

たとえば、家庭内でお母さんが家事や育児、家族のサポートをしていても、家族がそのサポートに気づかず当然のこととして受け取ってしまうことがありますタラー

 

 

 

 

 

そんな「ケアに気づかない人」にはなりたくない、という気持ちが強く伝わってきました気づき

 

 

 

 

ケアする人がケアされる社会

 

 

自立して働くことが素晴らしい一方で、家庭や社会で「ケアをすること」も同じくらい重要な役割です。

 

 

 

 

 

 

ケアを支える人たちが

家族を支えている!と誇りを持てる社会ができたら、と心から思います。

 

 

 

 

 

 

私自身、子育て中のお母さんたちのお話を聞く機会が多く、その中で「ケアをしている人」には本当に多くのサポートが必要だと実感しています。

 

 

 

 

 

 

また、全国には推定20万人以上のヤングケアラーがいると言われています。

 

 

(ヤングケアラーとは、18歳未満の子どもや若者が家族の介護や世話を日常的に担っている状況を指します。)

 

 

 

 

 

 

こうした、表に出にくいケアを担っている人々に、しっかりとサポートが本当に必要だと感じます。

 

 

 

 

 

 

ケアレスマンにならないために

 

 

ケアレスマンにならないために、

まずは身近な人たちのケアに感謝し、

彼らの声に耳を傾けることが大切ビックリマーク

 

 

 

 

 

 

お互いに支え合うことで、より良い関係が築けるはずです。

 

 

 

 

 

 

ケアが必要な場面は

誰にでもやってきます。

 

 

 

 

 

周囲のサポートやその価値をしっかりと感じ取れていますか?

 

 

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

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