待合室での一コマ
病院の待合室で見かけた光景が、
心に強く残っています。
(以前、医局秘書として病院で働いていた時のこと)
一人の男の子が、
ミニカーを椅子から椅子へと走らせ、
1時間以上も一人で遊んでいました![]()
独り言を言いながら、無心に遊ぶ姿に、
子どもの無垢さや純粋さを感じました。
その子に声をかけると、
恥ずかしそうにミニカーを見せてくれました![]()
その数時間後、駐車場で彼を再び見かけました。
待合室から解放されて、ようやく自由 🙌
嬉しそうに、お母さんの周りを走り回っていました。
その瞬間、
お母さんが激怒![]()
「何してるのッ💢」
「早く車に乗りなさい!」
と、彼を叱りつけました。
そして、彼は俯きながら![]()
、
急いで車に乗り込みました。
「ちょっと、お母さん![]()
1時間以上も1人でじっと待っていたんだよ!」
「少しぐらい走り回ってもいいじゃない
」
と、無性に腹が立ちました。
しかし...
母親の側にも何か事情があったのかもしれない。
心配事や体調不良、
診断結果にショックを受けていたのかも...と考え直しました![]()
とはいえ、
子どもにとって親は神
のような存在
たとえ些細な出来事でも、
こうしたやりとりが一生を左右する
心の傷になることもあります。
人間の心は
意識と無意識で成り立っていて、
無意識は心の90%以上を占めていると言われます。
特に、子どもの頃の感情は、
無意識の中で漂い、冷凍保存されることがあります。
さらに
それらの感情は、
無理に抑え込んでも消えることはなく、
大人になってからも、葛藤や不安を引き起こすことも...
感情を成仏させる
このような感情を成仏させるためには、
今、目の前で起こる出来事に対する
感情を手がかりに、
冷凍保存している感情に気づき、
しっかりと感じ切ることが大切です。
時間が解決してくれるわけではありません!
無意識に眠っている感情を
解凍(チン!)して
消化することが、心の平穏の第一歩!
忘れようとせず、見ないようにせず、
しっかりと向き合って
感情を成仏させましょう![]()
あの男の子が大人になった時、
ミニカーで遊んでいたあの記憶が
心の中でどういう意味を持つのか
少し気になります。
無邪気にミニカーを走らせていた
その瞬間の喜びが
彼の創造性のもとになる
素敵な記憶として残りますように・・・![]()
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