経過④ 手術(広汎子宮頸部摘出術)まで | 腺癌 広汎子宮頸部摘出術 そして母になる。

腺癌 広汎子宮頸部摘出術 そして母になる。

2014年9月末の市の無料検診で要精密検査。
10月末、コルボ&組織診。
11月末、高度異形成判明。
12月18日円錐切除術施行。
12月24日(2度目の結婚記念日)、1a2期の診断。
2015年3月17日、広汎子宮頸部摘出術施行。
10〜12月子宮頸管狭窄に。
2016年妊活OKのお達し出た。

受診予約が取れ、病院に向かう準備を始めました。

地図を調べると、見覚えのある場所でした。

何の因果か病院の場所は、3年前と2年前に研修のため向かった場所のすぐ近くでした。

もうその頃には、ここに来ることが決まってたかの様に思えました。既にその時には癌が侵食してたかと思うと、やるせない気持ちになりました。

そして、ついに受診日になりました。

2時間半電車に揺られ、同行した母とは殆ど会話を交わすことなく、病院近くの見慣れた駅に降り立ちました。

見慣れた商店街と公園を通りすぎ、初めて見た病院は、想像してたよりも遥かに大きくて近代的だったため、安心感を覚えました。

中に入ると患者さんがごった返していて、地元でも人気があることが窺えました。

そしていよいよ診察室に呼ばれ、待ちに待った先生とのご対面です。

遠方から来たことを紹介状で知っていた先生は、私が診察室に入るなり、
先生)「この病院で初めてこの手術をした人は、◯◯(私の県)の人やわ。今、出産のために6ヶ月入院してるよ。病院にこの病院紹介されたん?」
私)「いや、自分で…。」
先生)「それは殺生やな。でも、1a2期なら大丈夫やわ。80のおばあちゃんやったら、ほっとくぐらいなんやけどな、若いから念のためにな。」

あまりの先生の優しさと、私の県の人が第1号で、しかも出産してること、そして手術を受けてくれるあっけなさとで、泣けて泣けて仕方がありませんでした。

そんなこんなで、手術日も入院日もその日のうちに決まり、あとは術前検査を受けに通院するのみになりました。

自己血、血液検査、胸部レントゲン、心電図、肺活量…。
MRI、PETは地元で撮ってたので不要でした。

入院は3/16(月)。手術はその翌日。

入院3日前の金曜まで働きました。
退院困難ケースをなんとか仕上げることができ、仕事最終日は国家試験の合格発表日でもあったのですが、そちらも無事合格することができました。

あとは手術を待つだけとなりました。