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ケンウッドのセパレート型スピーカーのツイーターです。
純正装着品を外して交換、
元のガワ(グリル)を両面テープで貼り付けてあります。

外すとこんな感じ。
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白いのはエアコンのホースの穴に詰める充填材。
油粘土みたいに固まらず、柔軟なままです。
中低音みたいに振動しないのでこれで良いかな、と。
曖昧に貼り付けています。

今までドアに垂直、つまり左右が正対する向きで取り付けてありましたが、どうも不自然。
運転席に座っていても、助手席側の音が強い。
ボーカルがダッシュボード中央辺りから聞こえてきます。

普通に考えれば近いスピーカーの音が強いはずです。
これは何故?

高音は指向性が高い(つまり方向性が明確)です。

ツイーターは狭い角度の円錐状に音を出していて、
運転席側SPの側面で聞いているのでそちらの音は聞き取りにくく、
遠い助手席側SPの強音円錐の中に入っているのではないか。

そこでスピーカーの向きを変えてみました。
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上から見たところ。
少し手前に向けました。

そういえば昔どこかで読んだツイーター設置例に
「運転席側SPは助手席ヘッドレストに向け、助手席側は運転席ヘッドレストに」というのがありました。
これは距離が遠いスピーカーは向きが一致、近づくに連れ向きがずれる事で
どこで聞いても左右バランスが取れる、ということでは?


結果はまあまあ成功。
音源によりますがほぼ正面やや左寄り位になりました。

高音もはっきりして楽器ごとの音像が明確に聞き分けられるように。
ただ、高音が目立ちすぎてスピーカーから音が出ているのを感じる事もあります。

あと、助手席の方が良い音が聞けるみたいですね。
ハンドルとかメータークラスターなんかがなくて広々してるからでしょうか?

ステレオというのは耳の錯覚を利用しているだけあって奥が深い。